教員名 : 広田 堅志
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科目名
貿易論基礎
授業コード
22031
担当者名
広田 堅志
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
高校一種(商業)
授業内容
【授業内容】
この授業では、国際貿易取引の5本柱である「契約」「運送」「保険」「通関」「決済」を中心に、貿易取引の基礎知識、基本的取引形態、貿易を実際に行う場合の具体的システムとそれに合せた貿易実務的内容への理解を目的とします。 【授業方法】 15回にわたる授業においては、輸出に関わる実務的内容に重点を置き、必要に応じて一部輸入に関わる実務的内容を組み込んで授業を進めます。また、日本貿易実務検定協会が実施する貿易実務検定試験C級への対策も視野に入れて講義を進めます。 毎回授業の最後に、授業の要点・感想・質問を記入してもらいます。質問への解答を次週の授業の冒頭で解説付きで行います。 【課題等のフィードバック】 授業内容への理解を深めるため、毎回練習課題の提出(HUENAVI経由)を求めます。課題提出締め切り後、標準解答をHUENAVIに掲載しますので、授業内容の理解を深めるための復習やテスト勉強などに活用してください。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
貿易実務についての必要最小限の専門知識と実務知識を習得します。貿易取引をするうえで必要となる特殊な用語を駆使して貿易関係書類の作成ができるようにします。そして商品知識と取引先が決まれば、実際に輸出入取引ができるようになることを目指します。本講義を通して、以下の2つの到達目標を設定します。
① 貿易取引における仕事場面ごとでの最重要書類の役割を理解し、作成できるようにします。 ➁ 貿易実務検定C級の試験問題の6割を解けるようにします。 【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」 授業計画
第1 回 最近の日本の貿易動向
第2 回 貿易取引の全体像と貿易取引の形態 第3 回 マーケティングと貿易取引交渉 第4 回 取引条件(品質・数量・価格) 第5 回 貿易条件(インコタームズについて) 第6 回 信用状の基礎知識 第7 回 信用状取引に伴う書類作成 第8 回 外国為替による代金決済 第9 回 輸出手続き(信用状の受領から代金回収まで) 第10回 輸入手続き(信用状の発行と輸入代金決済) 第11回 貿易輸送 第12回 貿易保険 第13回 貿易取引と外国為替相場 第14回 輸出入通関と関税制度 第15回 日本の輸出貿易管理 関連科目
「貿易実務」、「外国為替実務」、「外国為替論」、「貿易論」
準備学習等の指示
毎回、次週の授業内容と教科書の該当箇所を予告しますので、最低限1時間の予習を行ったうえで授業に臨んでください。また、この授業では、貿易専門用語や英語専門用語が多いので、講義ごとに出て来る専門用語をしっかり覚えたうえで授業に参加してください。さらに実社会の情勢変化を背景に学ぶ貿易実務関連知識の理解を深めるために、日本経済新聞の国際面・ビジネス面・マーケットデータ面を毎日目を通すように心掛けましょう。
授業内容の理解を深めるため、次回の授業までの1週間の間に、前回の授業内容を1時間程度の復習を行い、授業後練習課題の提出を求めます。教材と授業配布プリントをもとに、授業内容を復習しながら積極的に練習課題に取り組んでください。 教科書
「はじめの一歩 貿易取引のしくみと基礎知識」(「貿易論基礎」講義教材)を学期はじめに無償配布し、これに併せて毎回穴埋め付きのパワーポイント資料を配布します。
参考文献
日本貿易実務検定協会編『図解 貿易実務ハンドブック[ベーシック版]』第7版 中央書院。日本貿易実務検定協会編『貿易実務検定C級合格ガイド』第3版 日本貿易実務検定協会編。八尾晃著『貿易取引の基礎』東京経済情報出版。小林一広著『外国為替の基礎知識』東京経済情報出版。高橋靖治著 『貿易のしくみと実務』同文館出版。『ジェトロ世界貿易投資報告(2023)』(JETROのHPにて全文閲覧可能)。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
① 授業への参加度(練習課題の提出(全15回)):40%。上記到達目標の①と➁をリンクさせながら、それぞれの回の講義内容への理解度をチェックします。
➁ 期末定期試験:60%。上記到達目標の①と②の両方を評価の基準とします。 以上の2点による総合評価とします。 広島経済大学学内定期試験細則により、「出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めない」という決まりがありますので、十分注意してください。 【出席回数の取扱い】 出席回数が11回以上の出席者については授業への参加度に加味します。 実務経験と授業との関連
備考
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