シラバス情報

科目名
生産管理論
授業コード
22043
担当者名
岡田 斎
副題
生産におけるオートメーションの発達
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類

授業内容
生産管理論は、「もの造りの経営学」という視角から講義を行います。わが国は、貿易立国として「もの造り」で世界に貢献してきました。今後ももの造りを通じて世界に貢献するという基本的な構造は変わることがないと思われます。一方、最近のICTの急激な進歩は、従前のもの造りの概念を根本的に変える可能性を秘めています。現代は、Internet of Things(IoT)や3Dプリンタという言葉に代表される、もの造りにおける第4次産業革命の時代が開こうとしています。本講では、日本のもの造りの歴史、最新の動向をふまえて、もの造りにおける様々な構成要素ごとに詳しく解説します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
新聞やビジネス雑誌における「もの造り」関連記事を理解できることを到達目標とします。「もの造り」は日本経済の根幹であり、今後も変わることがないでしょう。あなた方が将来どのような企業に就職するにしても「もの造り」に関連する企業や情報に関与することが避けられないでしょう。その意味でも、生産管理論を学ぶ必要性は高いと言えます。 
【身につく力】 「ものづくりに関する知識・理解」「論理的思考力・分析力」 
授業計画
第1回 オリエンテーション-もの造りの最新動向
第2回 もの造りとは-クルマはどのようにして生み出されるのか
第3回 生産・製造とは何か
第4回 開発と生産のプロセス分析
第5回 生産と工程の歴史分析-①アメリカの車づくり
第6回 生産と工程の歴史分析-②テイラーシステムの意義と限界
第7回 競争力とは何か
第8回 原価管理
第9回 生産性
第10回 工程管理
第11回 品質管理
第12回 フレキシビリティ
第13回 生産戦略
第14回 購買管理
第15回 地球環境問題と生産管理 
関連科目
経営情報論、経営学概論 
準備学習等の指示
「もの造り」に関する新聞記事やニュースには目を通しておいてください。また、授業前には、事前に開示する講義のレジュメを予習するとともに、講義の復習も心がけてください。予習と復習には30分程度の時間をかけてください。 
教科書
教科書は使用しませんが、毎回レジュメを配布します。 
参考文献
藤本隆宏:『生産マネジメント入門Ⅰ』、日本経済新聞社、2001.(2800円+税)
藤本隆宏:『生産マネジメント入門Ⅱ』、日本経済新聞社、2001.(2800円+税)
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験85%、授業への参加度15%とします。
実務経験と授業との関連
大手製造業で、設計、製造、品質保証、購買、工場経営に携わった経験を活かし、具体的事例も交えて講義を行います。
備考
コロナ禍での対応として、学籍番号による座席指定で授業を行ないます。
他人に迷惑をかける講義中の私語が著しい場合には、出席を取り消すとともに、退席を命じます。 
スマートフォン、携帯電話や音楽プレーヤー等の使用を禁止します。もちろんイヤホンの使用は、難聴等のやむをえない場合を除き、厳禁です。