シラバス情報

科目名
会計監査論
授業コード
22050
担当者名
東 幸代
副題
会計情報のうそ偽りを見抜く
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
【授業内容】
この授業では、公認会計士によって行われる法定監査(会社法監査、金融商品取引法監査)を中心に、財務諸表監査の制度と監査業務の全体的な流れ、そしてこれらの根底にある考え方を学びます。はじめに財務諸表監査の必要性やその目的、そして限界について学び、財務諸表監査の社会的役割について理解します。次に、わが国の法定監査制度の概要を確認したのちに、監査を実施する際のルールが規定されている監査基準を通して監査の体系を学びます。
皆さんは将来、監査を行う側ではなく監査を受ける側になる人が大半だと思います。また、普段、監査を体験する機会がないため、難しく感じるかもしれません。しかしながら、どういった目的で監査や個々の手続きが行われるのかを学ぶことは、監査を受ける側にとっても重要です。そのため、監査の場面が想像できるよう、具体例やロールプレイング動画を用いて進めていく予定です。
【授業形式】
通常、パワーポイントを使った授業形式で、穴埋め形式のレジュメプリントを毎授業配布します。
授業は、前回の復習・課題解説、本日の内容説明、本日の内容についての課題演習(記述や用語選択、正誤問題)で構成されます。課題については、次回の授業冒頭で必ず解説を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.財務諸表監査に関する基本的な理論や概念、公認会計士が実施する財務諸表監査の社会的な役割について説明できる。
2.具体的な監査の実施や監査報告、これら監査の根底にある考え方について専門用語を用いて説明ができる。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 ガイダンス、財務諸表と財務諸表監査
第2回 監査の必要性(1)企業の資金調達と財務情報
第3回 監査の必要性(2)財務諸表の信頼性の保証と監査
第4回 財務諸表監査の目的と固有の限界
第5回 法定監査制度(1)会社法監査制度
第6回 法定監査制度(2)金融商品取引法監査制度
第7回 監査業務の全体像
第8回 監査基準(1)意義と構成
第9回 監査基準(2)一般基準
第10回 監査の実施(1)リスク・アプローチ
第11回 監査の実施(2)監査手続と監査証拠
第12回 監査結果の報告(1)監査報告書の意義と構造
第13回 監査結果の報告(2)監査意見の種類
第14回 内部統制報告制度
第15回 まとめ 
関連科目
会計学基礎、経営学概論、簿記入門、初級簿記Ⅰ、初級簿記Ⅱ、初級簿記演習、中級簿記、中級簿記演習、財務会計論
準備学習等の指示
予習(60分):次回の授業テーマについてテキストの該当箇所を読み、分からない用語があれば調べる。
復習(60分):授業資料を見直し、専門用語などの知識を定着させる。分からなかったところについてはテキストの該当箇所を読んだり、参考文献を参照する。
教科書
長吉眞一、伊藤龍峰、北山久恵、井上善弘、岸牧人、異島須賀子(2022)『監査論入門 第5版』中央経済社2,800円+税 
参考文献
必要に応じて講義中に指示します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
・課題および授業への参加度(40%):到達目標1.と2.の達成につながる課題演習への取り組み(過程)を重視します。
・期末試験(60%):到達目標1.と2.の達成を重視します。この科目の期末試験は参照不可です。
なお、出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めません。
実務経験と授業との関連
備考
商業簿記や財務諸表の記載内容および専門用語に関する基本的な理解があることを前提に授業を行います。したがって、とくに簿記科目および財務会計論を受講していることが望ましいです。