教員名 : 胡 怡
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科目名
マーチャンダイジング論Ⅱ
授業コード
22058
担当者名
胡 怡
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類
授業内容
前期に開講する「マーチャンダイジングⅠ」の内容を踏まえた上で、具体的な戦略であるインストア・マーチャンダイジングを中心に学んでいきます。具体的に、普段利用している食品スーパーやコンビニエンスストアなどの小売業態において、どのように、店頭で魅力的な品揃えを形成して商品の訴求力を高めるのかを確認していきます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業では、マーチャンダイジングの基礎的な知識を踏まえた上で、消費者が小売店舗内でどのような購買行動をするのか、そして小売店舗がどのように魅力的な売り場を作って売上を高めるのかについて理解を深めて、具体的な事例を分析できるようになることを目標とします。
【身につく力】「知識・理解」「問題解決能力」「コミュニケーション力」 授業計画
授業計画:
第1回 オリエンテーション 授業全体、講義内容や成績のつけ方などについて説明します。 第2回 店舗・売場マネジメントの基本 インストア・マーチャンダイジングの重要性とその課題について説明します。 第3回 店頭における購買行動の理解 消費者購買行動について基礎的な理論を解説し、店舗内の消費者購買行動の実態を説明します。 第4回 フロア・マネジメントの基本と活用 フロア・マネジメント全体の問題を解説します。 第5回 フロア・マネジメントと店頭施策 消費者の買い物の生産性と店舗の生産性を同時に高められるような売場作りの基本と手順を説明します。 第6回 棚割の策定方法 定番売場に商品をどのように割り当て、陳列するかについて説明します。 第7回 価格主導型インストア・プロモーション 価格主導型インストア・プロモーションの活用方法とその課題を説明します。 第8回 非価格主導型インストア・プロモーション 非価格主導型インストア・プロモーションの活用方法とその課題を説明します。 第9回 食品スーパーのインストア・マーチャンダイジング 食品スーパーにおけるマーチャンダイジングの実行の留意点を説明します。 第10回 コンビニエンスストアのインストア・マーチャンダイジング コンビニでのマーチャンダイジングの実行の留意点を説明します。 第11回 ドラッグストアのインストア・マーチャンダイジング ドラッグストアでのマーチャンダイジングの実行の留意点を説明します。 第12回 協働マーチャンダイジング 協働マーチャンダイジングのモデルである「カテゴリー・マネジメント」を中心に説明します。 第13回 POSシステムの仕組みと活用法 POSシステムの仕組みとその活用法について説明します。 第14回 インストア・マーチャンダイジングの展開 インストア・マーチャンダイジングの最新の動向を説明します。 第15回 まとめ 関連科目
マーチャンダイジング論I、マーケティング論基礎、マーケティング論
準備学習等の指示
(1)毎回配布資料を予習して受講してきてください。約30分以上は予習にかけましょう。
(2)講義資料を約1~2時間復習して、知識を定着させましょう。 (3)講義のほか、買い物に行ったときに、売り場にどのような工夫がされているのかを観察してみてください。また、自分やほかの消費者の購買行動も観察し、なぜそのような行動を取るのかを考えてみてください。実際の店舗や消費者の行動を観察することが、学んだ知識を定着させることができると思います。 教科書
教科書は使用しませんが、その代わりに授業用資料を配布します。
参考文献
(1)田島義博 著(2004)『マーチャンダイジングの知識』(第2版)日本経済新聞出版社、830円+税
(2)財団法人 流通経済研究所 編(2016)『インストア・マーチャンダイジング-製配販コラボレーションによる売り場作り-』(第2版)日本経済新聞出版社、2400円+税 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)定期試験70%
出席回数が3分の2に満たない場合に、定期試験の受験は認められません。 (2)中間レポート30% 実務経験と授業との関連
備考
(1)無断欠席は原則認めません。
(2)受講中は私語・スマートフォンや携帯電話の使用・飲食厳禁で、守れない者については厳しく対処します。 (3) 初回の講義で、成績評価や講義のルールについて説明します。必ず出席してください。 |