シラバス情報

科目名
貿易実務
授業コード
22061
担当者名
糠谷 英輝
副題
幅広い貿易取引の基本を学ぶ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度後期
教職免許種類

授業内容
貿易取引はどのように行われるのか、貿易や投資は経済にどのような影響を与えるのか、貿易や投資に関する基本的な知識を最初に説明します。それを踏まえ、貿易に留まらず、直接投資等を含めた日本企業の海外ビジネスの展開を、実務的な観点から広範囲にカバーしていきます。また輸出、輸入等の実務についても、その基本的なしくみや課題を説明します。
期中では、次の目標②に関しての中間レポートを提出してもらいます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
貿易や海外への投資が増える日本においては、ひとりひとりが世界と向き合うことが求められます。貿易や投資に関する基本的な知識を習得するととともに、国際的な視点、価値観を持って、日本企業のビジネス展開の動きを把握、理解していきます。これらを踏まえ、具体的には以下を目標にします。
①貿易に留まらず、投資を含めた企業の海外事業戦略を語れるようになること。
②個別企業の海外事業展開を自分なりに評価できるようになること。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第 1 回 講義ガイダンス
第 2 回 世界と日本の貿易の動向
第 3 回 貿易と国際収支を知る
第 4 回 直接投資動向を見る
第 5 回 為替相場と交易条件
第 6 回 日本企業の海外ビジネス展開〜その実態を知る
第 7 回 日本企業のASEAN戦略と統括拠点
第 8 回 輸出入取引はどのように行われるのか
第 9 回 貿易取引のしくみ
第10回 貿易取引の電子化
第11回 貿易金融
第12回 貿易政策
第13回 貿易・投資を巡る国際的枠組み
第14回 貿易協定と日本
第15回 講義全体のレビュー
関連科目
貿易論基礎、貿易論、国際経済論、外国為替論、外国為替実務
準備学習等の指示
・新聞報道等に目を通す習慣を身につけ、貿易や日本企業の海外ビジネス展開に関するニュースに特に関心を向けて下さい。
【予習】テキストの次回授業分を読み、分からない用語などは事前に調べておくとより授業の理解度が高まります(90分)。
【復習】テキストにある前回の「キーワード」をまとめて下さい(90分)。
教科書
・教科書は特に設けません。
・授業資料は配布し、HUE NAVIにも登録します。
参考文献
・読み易く、入手し易いものを、その都度、授業で紹介していきます。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
・定期試験(65%)
・中間レポート(20%)
・授業への参加度(15%)
で評価します。
実務経験と授業との関連
銀行とシンクタンクで、外国為替、証券、貿易、融資、経済調査などの業務を担当。授業では、貿易を巡る幅広い問題を、学問的な内容はもとより、金融機関、企業、行政等の多方面の視点から、実務的・実践的な内容や現実の動向なども解説していきます。
備考
・授業中は私語、携帯電話の使用、飲食は厳禁です。他の受講生の迷惑にならない様に十分に留意して下さい。
・貿易に関する基本的な事柄は説明しますが、実務面や現実の動向が主な内容となります。基本的な事柄で分からないことが出て来た場合には、自ら勉強するとともに、積極的に質問に来て下さい。