教員名 : 井上 英之
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科目名
コンテンツビジネス論Ⅰ
授業コード
25021
担当者名
井上 英之
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
授業内容
日本のコンテンツは1000年以上前に書かれた「源氏物語」を始め、江戸〜明治にかけて「ジャポニズム」ブームを惹起した浮世絵、現代のアニメ、ゲーム等独特の世界観で、世界の中でも独自の存在感を有しています。デジタル化はコンテンツをデジタルデータ化し、ビジネスモデルを大きく転換させました。日本のコンテンツはビジネス(産業)として大きな可能性を有しつつ、アメリカ、中国、韓国に後れをとっているといわざるを得ない部分もあります。一方で、デジタル化はローカルが直接グローバル市場でビジネス展開できる道を拓きました。本授業では、さまざまな切り口で日本のコンテンツビジネスを概観します。
【典型的な授業の流れ】 ①授業の冒頭:前回の出席カードに書き込まれた質問・感想等への回答 ②テスト回答・解説:確認テスト実施時の次回に実施 ③講義 ④本日の授業に関する感想・質問等記入 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
デジタルメディア&リアルメディアを活用したコンテンツビジネスはこれからの日本の生きる道標です。
この授業は下記を目標とします。 ①コンテンツビジネスの現在、過去、未来に関する知識や事例等を学ぶことにより、キーワードを正しく解釈できる。 ②コンテンツを活用したさまざまなビジネスモデルを正しく理解し、適切な事例を想起、説明できる。 ③新たなメディア、テクノロジーを想定し、コンテンツクリエイターの視点で思考や表現ができる。 【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・表現力」 授業計画
第1回 ガイダンス/イントロダクション
第2回 コンテンツビジネスの定義と特徴 第3回 コンテンツおよびコンテンツビジネスの歴史 第4回 コンテンツビジネスを支える知的所有権(IP)について 第5回 コンテンツビジネス①文字メディア産業(書籍・雑誌・コミック・新聞・書店・図書館) 第6回 コンテンツビジネス②音声メディア産業(音楽・ラジオ・ポットキャスト等) 第7回 コンテンツビジネス③映像メディア産業(映画・テレビ・動画) 第8回 コンテンツビジネス④ゲーム産業 第9回 コンテンツビジネス⑤イベント(博覧会、オリンピック、スポーツ・ライブイベント) 第10回 コンテンツビジネス⑥SNS(YouTube、TikTok、インスタグラム等) 第11回 コンテンツビジネス⑦次世代デジタルメディア(メタバース、NFT等) 第12回 コンテンツビジネス⑧ツーリズム(観光、インバウンド) 第13回 日本のコンテンツ産業政策①クールジャパン 第14回 日本のコンテンツ産業政策②次世代の施策 第15回 まとめ(ローカルコンテンツビジネスの可能性) ※授業進捗状況等により、一部内容を変更することがあります。 ※毎回出席カードに、感想、意見、質問等を記入して提出することを求めます。それにより授業への参加度を把握し、コメント内容を授業に反映します。 ※授業内で進捗に応じて随時確認テストを実施します(4回程度)。それによりキーワードの理解度を把握します。回答及び解説を次回の授業にて行います。 関連科目
出版メディア論 メディア文化史 デジタルマーケティング論 イベント論 スポーツメディア論
準備学習等の指示
【日常的な学び】企業活動に関するニュース報道のほとんどは、広報によるメディアリレーションズから生まれます。そういう視点で日々のニュースに着目し、継続的な習慣にしましょう。
【受講前準備】授業資料をダウンロードし、一通り読み込んでから授業に臨む習慣をつけましょう。 【復習】受講後の復習を強く推奨します。授業で使用した資料と自分のメモを元に最低30分の復習を継続してください。知識の定着化には復習が必須です。復習と合わせて確認テストは必ず受講、提出してください。 教科書
使用しません。教員が独自に作成した授業資料をHUE NAVIにアップしています。必ず事前にダウンロードし、目を通して授業に臨んでください。
参考文献
「新ジャポニズム産業史1945−2020」マット・アルト(日経BP2020年)
「推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来」中山淳雄(日経BP2021年) 「ROCKONOMICS経済はロックに学べ!」アラン・クルーガー(ダイヤモンド社2021年) 「音楽が未来を連れてくる」榎本幹朗(DUBOOKS2021年) 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)授業参加度20% 受講態度や毎回の出席カードコメントにて採点します。
(2)確認テスト20% 4回程度実施予定。 (3)定期試験 60% 期末テストは記述式にて、思考力、論理性を中心に採点します。 広島経済大学学内定期試験細則に従い、出席日数が3分の2に満たない場合には定期試験の受験は認められません。 実務経験と授業との関連
実務経験(博覧会コンテンツ制作担当,ディズニージャパンプロモーション等)で得られた知見やノウハウを教材や質疑応答等を通じて皆さんと共有を図ります。
備考
授業では規律と集中、積極的参加を心がけてください。発言や質問は歓迎ですが、スマホ等携帯電話の使用,私語,居眠りは認めません。成績評価の対象(授業参加度減点)とします。
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