シラバス情報

科目名
資産運用実務Ⅰ
授業コード
33005
担当者名
常山 慶三、石田 知美
副題
暮らしとお金に関する知識を学ぶ〜相続・金融・税金・不動産の知識〜
科目ナンバリング
単位数
4.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類

授業内容
本講義では、資産形成に不可欠な民間の金融商品や不動産について、相続一般及び税金についてをテキストを使用しながら学習します。FP技能士検定試験に必要な知識だけでなく、自分自身の生活設計、企業においての人事労務等に関係してくる内容となっています。授業中に課題を出す場合は、次の授業で解説を行ないます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
翌年1月に実施予定の3級FP技能士検定合格だけでなく、翌年5月実施予定の2級FP技能士検定合格の知識・理解レベルまで到達することを目指します。
本講義では、FP技能士検定試験出題科目のうち FP総論、相続・事業承継、金融資産運用設計、タックスプランニング、不動産運用設計の科目について 基礎知識の定着を図るとともに、実生活でも役に立つよう、問題解決力も養います。
【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」「チャレンジする力」
授業計画
第 1 回 FP総論① 〜FPとは〜
第 2 回 FP総論② 〜FPの手法と知識〜
第 3 回 FP総論③ 〜FPガイダンス〜
第 4 回 FP総論④ 〜提案書の作成について〜
第 5 回 相続・事業承継① 〜相続の概要〜
第 6 回 相続・事業承継② 〜法定相続人と法定相続分〜
第 7 回 相続・事業承継③ 〜遺言ほか〜
第 8 回 相続・事業承継④ 〜相続税のしくみ〜
第 9 回 相続・事業承継⑤ 〜相続税 算出税額・納付税額の計算〜
第10回 相続・事業承継⑥〜贈与税のしくみ〜
第11回 金融資産運用設計① 〜経済の基礎知識 経済指標、金融市場・金融政策〜
第12回 金融資産運用設計② 〜貯蓄性商品の基礎知識 貯蓄型金融商品〜
第13回 金融資産運用設計③ 〜貯蓄性商品の基礎知識 非課税貯蓄制度・財形貯蓄制度〜
第14回 金融資産運用設計④ 〜投資性商品の基礎知識 債券投資、株式投資〜
第15回 金融資産運用設計⑤ 〜投資性商品の基礎知識 投資信託〜
第16回 金融資産運用設計⑥ 〜外貨建投資とその他商品、金融ポートフォリオ〜
第17回 タックスプランニング① 〜所得税について① 所得税の課税体系、所得控除〜
第18回 タックスプランニング② 〜所得税について② 課税所得金額、損益通算〜
第19回 タックスプランニング③ 〜所得税について③ 所得控除〜
第20回 タックスプランニング④ 〜所得税について④ 税額計算、手続関連〜
第21回 タックスプランニング⑤ 〜法人税について① 法人税のしくみ〜
第22回 タックスプランニング⑥ 〜法人税について② 申告調整項目〜
第23回 タックスプランニング⑦ 〜消費税について① 消費税の課税体系、消費税の課税対象〜
第24回 タックスプランニング⑧ 〜消費税について② 税額控除、申告・納付〜
第25回 リスクと保険① 〜生命保険の基礎知識〜
第26回 リスクと保険② 〜生命保険の種類〜
第27回 リスクと保険③ 〜生命保険契約〜
第28回 リスクと保険④ 〜保険と税金〜
第29回 リスクと保険⑤ 〜損害保険の基礎知識〜
第30回 リスクと保険⑥ 〜損害保険の税金〜
関連科目
ファイナンス入門、金融論Ⅰ、金融論Ⅱ、税法
準備学習等の指示
提案書の作成(後期)では、パソコンの操作が必須となりますので、基本操作スキル(ワード、エクセル)を修得しておくことが望ましいです。
毎回の講義後 1時間程度自宅等でのテキストの読み返しは必ず実施するようにしてください。
教科書
成美堂出版『FP技能士2級・AFP 最速合格ブック ’21→’22年版』 1980円
日本FP協会『FP総論 第10版』 990円
参考文献
検定試験対策のための問題集は、適宜講師より紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験の成績(70%以上)、授業への参加度(30%以内)で評価します。
実務経験と授業との関連
日頃の相談現場での体験談も交えてお話しします。
備考
電卓(12桁程度)を初回から持参してください。

本科目は、FP協会の認定教育講座となっていますので、後期開講予定の資産運用実務Ⅱを同時に履修し、一定要件(提案書を提出し基準点クリア等)をクリアすることにより、2級FP技能士検定の受検資格を取得することができます。(5月実施の検定試験には、3級FP技能士検定に合格していなくても、受検することができます)