教員名 : 濵田 敏彦
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科目名
瀬戸内海地域の魅力を発信しよう
授業コード
35007
担当者名
濵田 敏彦
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類
授業内容
【授業内容】
瀬戸内海は、世界に誇る多島美の美しい自然景観やさまざまな歴史的遺産をもった地域です。 本授業では、瀬戸内海地域がもつ、歴史や風土の特色をテーマ別に学びつつ、各自の視点でその魅力を発見したり、「観光」や「地域活性」の視点で考えたりしながら、楽しく企画力を伸ばしていきます。 【授業方法】 (1)設定された瀬戸内海地域に関するさまざまなテーマにそって、その魅力について多面的にリサーチします(書籍やインターネットなどさまざまな情報源を活用しましょう!)。 (2)集めた情報をもとに、グループに分かれてディスカッションしながら、企画を作り上げていく作業を行ないます。 (3)グループで練り上げた発信企画をまとめてプレゼンテーションします。 (4)最終企画は「観光パンフレット風」のレジュメにまとめます。 【課題等のフィードバック】 皆さんが企画を立てていくなかで生まれるさまざまな課題や疑問点に対して、教員が適宜フィードバックしていきます。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
※この授業は、興動館科目の4つのフィールドの内、企画力に分類される授業で、次のような到達目標を掲げています。
(1)瀬戸内海地域の魅力をさまざまな視点で表現できる力を身につけることができます。 (2)「企画をたてる」ために必要な手法を身につけることができます。 (3)相手を説得するためのプレゼンテーション力を身につけることができます。 【身につく力】「問題解決力」「プレゼンテーション能力」「協働して成し遂げる力」 授業計画
第 1 回 オリエンテーション・人間力チェックシート【初回】実施
◆この回では、まずは人間力について理解し、どの人間力を身につけたいのか意識します。また、これから一緒に授業を受ける人たちとのアイスブレイクを行います。 第 2 回 瀬戸内海地域の「島」・「港町」・「景観」 瀬戸内海地域の特色の一つは、「多島海」にあります。歴史的にみても、瀬戸内海地域には多くの 港町が存在し、国内の海運に大きな役割を果たしてきました。それらの島々や港町が持つ美しい景 観や歴史の魅力に迫り、発信方法を探ってみましょう。 第 3 回 瀬戸内海地域と産業 瀬戸内海地域は、歴史的にさまざまな諸産業が発達しており、全国的に有名な特産品を数多く生み 出しています。瀬戸内海地域の産業の特徴とその魅力を考えて、発信方法を探ってみましょう。 第 4 回 瀬戸内海地域と「食文化」 瀬戸内海地域には、その環境や風土が生み出す、さまざまな「食文化」があります。その「美味しい食」の特色や魅力に迫り、発信方法を探ってみましょう。 第 5 回 瀬戸内海地域と人物 瀬戸内海地域からは、歴史上、さまざまな「有名な人物」が生み出されています。それらの人物の 事績や魅力に迫り、発信方法を探ってみましょう。 第 6 回 瀬戸内海地域と映画のロケ地 瀬戸内科地域は、多くの歴史や美しい景観によって、さまざまな映画のロケ地にも使われています。それらの映画のロケ地を探しながら、その魅力や発信方法を探ってみましょう。 第 7 回 瀬戸内海地域の魅力・課題を探ろう(1) 第2回〜第6回までに考えたテーマ以外にも、瀬戸内海地域に関連した新たなテーマがあるはず です。それらを各自で見つけ出し、その魅力と発信方法について探ってみましょう。 小グループ(「瀬戸内海地域の魅力発信プロジェクトチーム」)に分かれ、瀬戸内海地域の魅力を発信するテーマ=企画のアイディアを見つけ出すために、グループ内でブレーン・ストーミングを行いましょう。 第 8 回 瀬戸内海地域の魅力・課題を探ろう(2)・人間力チェックシート作成(中間ふりかえり) 第7回に引き続き、小グループに分かれ、瀬戸内海地域の魅力を発信する企画のアイディアを見つけ出すために、グループ内でブレーン・ストーミングを行いましょう。 ◆また、この回では、自身の人間力を変化をふりかえり、その変化に対する考え方を仲間たちに伝えます。 第 9 回 瀬戸内海地域の魅力・課題を探ろう(3) ブレーン・ストーミングをもとに、発信するポイントやテーマを設定しましょう。次に、グループで分担して、効率的に調査・情報収集を行いましょう。 第10回 瀬戸内海地域の魅力・課題を探ろう(4) 調査・情報収集を行いつつ収集したデータを整理し、発信する課題やテーマを改めて絞り込んで、コンセプトを明確にしていきましょう。 第11回 瀬戸内海地域の魅力・課題を発信しよう(1) グループメンバーで協同して、瀬戸内海地域の魅力・課題を発信するパンフレットを作成しましょう。 第12回 瀬戸内海地域の魅力・課題を発信しよう(2) チームごとにパンフレット作成・完成をめざします。また、プレゼンテーションの構成・ツール・分担などを話し合い、効果的なプレゼンテーションに向けて準備をしましょう。 第13回 瀬戸内海地域の魅力・課題を発信しよう(3) グループごとのプレゼンテーション(前半)。クラス中のグループ半分程度の発表を予定していま す。楽しく魅力的に企画を発表しましょう。 第14回 瀬戸内海地域の魅力・課題を発信しよう(4) グループごとのプレゼンテーション(後半)。クラス中のグループの残り半分程度の発表を予定して います。 第15回 瀬戸内海地域の魅力・課題を発信しよう(5)・人間力チェックシート作成(最終ふりかえり) 各グループの発表をふまえて、瀬戸内海地域の魅力とは何かを議論しつつ、総括していきましょう。 ◆また、この回では総合的なふりかえりを通して、自身の人間力がどのように成長したのかを理解します。 ※授業内では双方向の「アクティブラーニング」を行ないます。また、授業の「ふりかえり」を行ないます。 ※授業における情報の収集・共有や企画立案、発表などの回ではパソコンを使用するので、各自持参するようにしてください(事前に教員から指示をします)。 関連科目
広島の歴史と文化
準備学習等の指示
この授業は、興動館科目の企画力フィールドの授業です。毎回、フィールドの達成目標を意識して授業にのぞんでください(達成目標:①無から有を生み出す創造力をもつ、②企画書に基づいて、その企画を相手に説得する力を持つ)。
また、各回の授業で興味・関心を持った瀬戸内海地域に関する問題については、各自でより深く調べ、自分なりに考えをまとめておきましょう。また、プレゼンテーションの準備には、時間をかけてください。発表資料の作成などを含め、概ね60分程度の準備学習が必要となります。 教科書
とくに使用しません。毎回、レジュメ・資料等のプリントを配布して授業を進めます。
参考文献
白幡洋三郎編著『瀬戸内海の文化と環境』((社団法人瀬戸内海環境保全協会)
『瀬戸内海事典』(南々社) 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
(1)授業への参加度 ・・・ 25%
(2)各回の企画内容など ・・・ 35% (3)プレゼンテーションや提出物など ・・・ 40% 実務経験と授業との関連
備考
定員は30名とします。
興動館科目では、あなたの人間力の成長を記録するために、ふりかえりと分かち合いを重視した「人間力チェックシート」を作成していただきます。 興動館科目はグループワークが中心で、グループ作業への無断欠席は他のメンバーに「迷惑」をかけることになるので、毎回きちんと出席してください。 |