シラバス情報

科目名
興動館プロジェクトと企画力
授業コード
35015
担当者名
細川 志織
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2023年度前期
教職免許種類

授業内容
【授業内容】
興動館プロジェクトの柱となる「企画」を発案し磨いていくために、昨今、就職活動でも頻出してきている「デザイン思考」の基本と、各種ツールやステップを学び、実際にグループ活動を通して実践しながら最終企画プレゼンを行います。

【実施方法】
1.デザイン思考の基本ステップを学びます。
2.グループに分かれて取り組む課題を設定し、#1の基本ステップに従って実践していきます。
3.最終的にグループで企画発案に取り組み、最終企画プレゼンを行います。
4.習得状況の確認や実生活での活用を目的とし、ほぼ毎回授業の後にふりかえりとなる感想を課題としてオンライン提出します。
5.ステップの中には、授業外でヒアリング/調査してくる課題も含まれます。
6.1〜5と並行し、本授業を通して養成されるさまざまな人間力を、個人およびグループでふりかえりながら、自分の成長を言語化します。
 
【課題等に関するフィードバック】
毎回のふり返りについては次回授業で共有し、解説を加えながらグループワークに反映していきます。最終プレゼンについては、フィードバックを全体に共有します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本授業は、興動館科目の4つのフィールドの内、企画力に分類され、以下を到達目標とします。
#1 課題を掘り下げ、アイデアを練り、企画を立ち上げるためのプロセスを理解すること。
#2 #1で活用するツールや技法について一つでも習得し、自分で活用できるようになること。
#3 グループで協働して企画を練り上げ、最終発表にまとめるステップを体得すること。

また、この授業は、興動館プロジェクトに直接関わる授業内容のため、興動館プロジェクトメンバーのみ履修することができます。

【身につく力】 「斬新な発想をする力」「問題解決力」「協働して成し遂げる力※」
授業計画
【 第1回 】 オリエンテーション ・ 人間力チェックシート 初回実施
・授業全体のオリエンテーションを行います。
・授業のテーマについて考えながら、プロジェクトの中でどのような企画を生み出していきたいのか、「いい企画」とは何かを考えます。
・まず人間力について理解し、企画力向上を通してどの人間力を身につけたいか意識します。

【 第2回 】 発想法 企画の種を生む① :ポジティブ・プランニング
・《パーティー企画》《Brown Bag》などを行い、イノベーティブに考える前提となる思考、心構えについて学びます。
・取り組んでみたい課題を確定します。(可能な限り、授業内でグループ分けを行います。)

【 第3回 】 発想法 企画の種を生む②:課題掘り下げツール 
・デザイン思考の枠組みを知り、まずは第2回で決めた課題に対し、掘り下げを行っていきます。
・《イノベーションマップ》などを活用し、取り組む課題の対象者や目的について掘り下げていきます。

【 第4回 】 データ収集法 フィールドワーク準備、実践
・フィールドワークの準備をします。ヒアリングを行う時のポイントを学び、設問を準備します。
・《観察のAIUEOフレームワーク》を活用し、フィールドワークを実施します。
(※宿題として課外で取り組む可能性あり)

【 第5回 】 データ収集法 フィールドワーク実践、結果分析
・フィールドワークを実践し結果を共有します。
(※宿題として課外で取り組む可能性あり)
《KJ法》などを使い、グループ化、関係づけ、順位づけをしてインサイトを得ます。

【 第6回 】 ニーズステートメントの確立 
・第5回で分析した内容を基に、対象となるペルソナを特定します。
・《カスタマーエクスペリエンスマップ》や《マズローの5段階欲求》《未来予測》などを活用し、対象のニーズを特定し、ニーズステートメントとしてまとめます。

【 第7回 】 企画案作り①
・これまで収集した資料の中からの情報を組み合わせて、企画内容を考えます。
・アイデア出しのヒントとなる6つのアプローチについて学びます。

【 第8回 】 企画案作り② <PC使用>
・引き続き企画案制作に取り組み、グループの最終的な企画内容を決めます。
・中間発表に向けて準備します。

【 第9回 】 中間発表 ・ 人間力チェックシート 中間ふりかえり実施 <PC使用>
・企画内容を発表します。
・他のグループが発表内容を評価し、よりよい企画・発表となるようサポートします。
・これまでの自信の人間力の変化をふりかえり、その変化に対する考えを仲間たちに伝えます。

【 第10回 】 企画発表準備①
・中間発表の結果をふり返り、必要な追加ヒアリングや追加分析、調査について検討します。
・さらにアイデアを発散します。

【 第11回 】 企画発表準備② <PC使用>
・発散したアイデアを収れんさせるツールを学びます。
・企画を実践できる部分を切り取り、プロトタイプとして実施し、結果を集約します。
・「企画発表」の意味を検討し、作成の基礎を学びます。プレゼン準備に取りかかります。

【 第12回 】 最終発表準備 <PC使用>
・プロトタイプの実施結果を踏まえ、さらに企画をブラッシュアップします。
・グループで最終発表に向けて準備します。より効果的なプレゼンテーションについて学びます。

【 第13回 】 最終発表① <PC使用>
・これまで作成した企画を2回に分けて発表します。
・互いに評価し、より明確な企画になるよう具体的にアドバイスします。
・評価のポイントについても学びます。

【 第14回 】 最終発表② <PC使用>
・つづきの最終発表を行います。
・お互いの評価をもとに、実践するための課題、改善点についてまとめます。
・最終レポートを課題として出す予定です。

【 第15回 】 まとめ & 人間力チェックシート 最終ふりかえり実施
・授業テーマ、第1回で設定した目標に対し、学んだことを復習します。
・授業全体の評価を行います。
・総合的なふりかえりを通して、自身の人間力がどのように成長したのかを理解します。

※ 各回のコンテンツは、グループワークの進捗によって変わります。
※ 最終発表に向けた準備を行う回など、必要に応じてパソコンを使用します。) 
関連科目
準備学習等の指示
第1回の授業には、テーマとなる「企画力」について、これまで自分が関わったプロジェクトやイベント、授業でのグループワーク、サークル活動や部活、課外活動などにおいて、最もよかったと思う企画について、紹介できるように考えてきてください。逆にその時に課題だと思ったことも考えてきてください。

1.ほぼ毎回、当日得られた学びや気づきについて、課題としてオンラインフォームで提出します。次の授業で共有します。

2. フィールドワークや中間・最終発表に向け、授業時間内に活動・準備が終わらない場合は、時間外にグループで集まってもらう可能性があります。(最大2時間程度を想定)  
教科書
教科書は使用しません。必要があれば資料などのプリントを配布します。 
参考文献
ジェームス・W・ヤング著、今井茂雄訳『アイデアのつくり方』阪急コミュニケーションズ

チップ・ハース、ダン・ハース著、飯岡美紀訳『アイデアのちから』日経BP社

宇佐美 清 著『ズラす!思考 新しいアイデアを生み出すヒント』 あさ出版

齋藤 孝 著『型破りの発想力』祥伝社
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
※授業への参加度を25%、毎回授業後に提出するオンラインフィードバックやフィードバックワーク、最終レポートなどの提出課題を25%、グループワークへの参加状況や成果(※)を25%、最終発表を25%の割合で評価をします。
グループワークを通し、「デザイン思考」のステップおよび関連ツールを実施・体験していくことが重要なため、参加度を非常に重視します。
実務経験と授業との関連
外資系金融において14年間、人事マネジメント、新人研修、採用、プロジェクトマネジメントなど幅広い業務に関わってきました。直近8年は、若手研究者のキャリア支援を行いながら、能力開発ワークショップ運営や育成プログラム構築などに携わりながら、アントレプレナーシップ教育やキャリア教育にも従事しています。現在はその延長として、女性起業家を支援する活動を行っています。
さらにPTA活動や地元コミュニティでのボランティア活動など、非営利活動にも意欲的に参加し、執行部でデータ化や組織再編など必要に応じた改革を進めた経験を持ちます。
直近では、上記に加え、通訳案内士として広島県の観光事業にも従事しております。
こうしたさまざまな経験を活かし、単純に発想法だけではなく、一つの目標に照準を合わせてどのようにチームとして企画を練り上げていくのか、紐解いていきます。
備考
定員を30名とします。

興動館科目では、あなたの人間力の成長を記録するために、ふりかえりと分かち合いを重視した「人間量チェックシート」を作成していただきます。