教員名 : 中村 克洋
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科目名
コミュニケーションと文化
授業コード
25031
担当者名
中村 克洋
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2024年度後期
教職免許種類
授業内容
日本語は、世界の言語の中でも特異なコミュニケーション言語だといわれます。発音、表記、会話表現等、どれをとっても、特異です。極端に少ないモーラ(音節)は、同音異義語を作り、そこから、言霊の信仰が生じます。民族⇔言語⇔文化のスパイラルは、世界に共通するものですが、特に日本という極東の国におけるそれは極端であり、研究に値します。本授業では、日本語の特質を研究する事で、「日本」という国の過去、現在を理解し、未来を見通していきます。授業の前半で、中村克洋が手掛けたNHKの番組「歴史誕生」79本の中から、「コミュニケーションと文化」に密接にかかわるものを視聴し、内容と気づきを書き出します。そして、授業後半で、それについての講義を行い、最後に、適宜、小テストを実施し、解答を次週の授業の冒頭で行います。また、その日のテーマに即して、ミッションシートと名づけた用紙に、学習ポイントを記入、提出をしてもらいます。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
「メディアとしての〝日本語〟」に象徴的に表れてくる日本〝文化〟と日本〝民族〟を、日本語表現の特異性を通して、大局的に理解することで、この国が見えてきます。日本語コミュニケーションの特異な世界で生きている自分を認識し、あわせて日本という国の特異性を理解することによって、自分や国家を、極端な偏見でミスリードしない人材となる事が到達目標です。
【身につく力】「知識・理解」「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」 授業計画
第1回『利休茶室の謎』オリエンテーション 《日本人の論理や規範・文化と日本語の研究》 関連科目
メディアビジネス特講I 準備学習等の指示
前回の授業内容を踏まえて、新しい展開を積み重ねていくという授業展開なので、復習を1時間すること。 教科書
特にありません。その都度、資料を配布します。 参考文献
「金田一春彦著作集」(第一巻) 金田一春彦著 玉川大学出版部 「日本語上・下」 金田一春彦著 岩波新書 「実践言語技術入門」 言語技術の会編 「逆境をチャンスにする発想と技術」 中村克洋著 ダイアモンド社 「逆説の日本史」①②③ 伊沢元彦著 小学館「歴史誕生」(全15巻NHK歴史誕生取材班)角川書店
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験:70% 小テスト・リポート・授業態度:30% 実務経験と授業との関連
歴史は、原因と経過と結果が一目瞭然としている、非常に重要な「生き方の指針」です。本授業は、私がNHKでキャスターとして担当した歴史番組の中から、日本の独特のコミュニケーションが、日本の文化に与えた顕著な影響を通して、日本人を見つめ直すという授業です。担当アナウンサーでしか語り得ない歴史の事情話を「コミュニケーションと文化」という視点を通して提示し、これからの自分たちの文化やコミュニケーションとの関わりについて、テーマごとに「生き方」を見出していこうと思います。 備考
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