シラバス情報

科目名
日本文学A
授業コード
13003
担当者名
岡本 恵子
副題
近代文学
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類

授業内容
この授業では、主に近代の(明治時代以降の)文豪を取り上げ、一人の人間としてどのように進路選択を行ったかを探ります。彼らも迷い悩んだことがあったはずで、その足跡をたどることは、きっと皆さん自身の指針にもなり得るはずです。また、めまぐるしく移り変わる時代の波に揉まれながら作品が読み継がれてきたのには、それを支持した人々の存在が欠かせません。それはなぜか、通底する普遍的な課題について考えることは、錯綜する現代課題に立ち向かう際にもきっと役に立つでしょう。
授業では、理解度を測るために毎回最後に小テストを行い、次の時間に解答と解説をします。また、それを授業資料とともにHUENAVIにUPしますので、復習し試験対策に役立ててください。時には意見・感想を書く場合がありますが、その中からいくつか紹介し共有することで視野を広げる一助とします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.近代文学について、所謂一般教養を身につける。
2.近現代の文学作品を読み味わうとともに、作家の生き方を考え、総合的に解釈、批評、表現することができる。
3.普遍的課題について、作品を通じて捉え直し、自分なりの意見を持つことができる。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「斬新な発想をする力」
授業計画
第1回 ガイダンス・森鴎外の作品を読む。
第2回 森鴎外の人生、鴎外をめぐる人々について知り、作品の位置づけを理解する。
第3回 森鴎外の作品から、近代文学について考える。
第4回 夏目漱石の作品を読む。
第5回 夏目漱石の人生、漱石をめぐる人々について知り、作品の位置づけを理解する。
第6回 夏目漱石の作品から導かれたテーマについて考える。
第7回 正岡子規の人生と、近代文学における子規の位置づけを考える。
第8回 芥川龍之介の人生、龍之介をめぐる人々について知り、作品の位置づけを理解する。
第9回 芥川龍之介の作品を読み、小説について考える。
第10回 明治の文学者たちについて知り、導かれた課題について考える。
第11回 太宰治の人と文学
第12回 川端康成の人と文学
第13回 三島由紀夫の人と文学
第14回 中島敦の人と文学
第15回 まとめ
関連科目
「日本文学B」「文芸創作実践」
準備学習等の指示
.・作品資料には必ず目を通しておいてください。漢字や語句等の読みや意味を調べておきましょう。
・理解を深め、限られた時間内で考えを記述するためにも、自分なりの課題意識を持って取り組んでください。
・学習内容は、回を追う毎に積み上がっていきます。内容が分からなくなるので、欠席しないように努めましょう。
・予習・復習、関連作品の読書等、120分以上必要です。
教科書
教科書は使用しません。プリントを配付したり、参考資料を紹介したりします。
授業で使用したワークシートやPower PointをHUENAVIに挙げますので、しっかり復習をしてください。
参考文献
必要に応じて、授業中に適宜指示します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
・授業への参加度(20%)、毎回の課題・小テスト(20%)、定期試験(60%)により評価します。
実務経験と授業との関連
なし
備考
・学習状況によって進度や内容を変更することがあります。
・授業中の私語・飲食・ゲーム等は厳禁です。
・授業開始時の出席登録と、最後の小テスト答案の両方が揃った場合のみ出席とします。なお、途中の出入りは授業の妨げとなりますので、原則として認められません。定期試験を欠席した場合は「評価不能」となります。
・公認欠席の場合は、事前に課題を受け取り、取り組んで提出してください(原則として、翌週の授業前日までに提出)。
・HUE NAVIに重要な「お知らせ」をすることがありますので、必ずチェックしてください。