シラバス情報

科目名
西洋史Ⅰ
授業コード
14024
担当者名
久納 早智
副題
近代ヨーロッパ社会の構造とその形成過程
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類
中学一種(社会)、高校一種(地理歴史)

授業内容
この科目は、教職免許およびその他の資格取得に資する資格関連科目の1つです。
この授業では、まず、古代ギリシャ・ローマ期から中世までの西洋世界の歴史を「地中海交易」というテーマから説明します。ここから、これらの時代に築かれたあらゆる種の技術やシステムが、のちの大航海時代の幕開けと近世・近代国家の成立にどのような影響を及ぼしたかを考察します。

到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
「地中海交易」を中心に西洋の歴史を学ぶことで、西洋以外の諸世界(アフリカ、中東、アジア等)との政治的・経済的諸関係をふまえた形で、西洋史を理解し説明できるようになることを目的とします。【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第 1 回 交易と交易地
第 2 回 アテナイ民主政と市場
第 3 回 古代東地中海の交易地
第 4 回 ローマ帝国と地中海
第 5 回 古代から中世への移行をめぐって
第 6 回 「ムハンマドとシャルルマーニュ」:西洋とイスラーム世界
第 7 回 封建制(1):都市と農村
第 8 回 封建制(2):市場
第 9 回 12世紀ルネサンス
第10回 シャンパーニュ大市
第11回 北イタリアの商業都市:ヴェネツィアとジェノヴァ
第12回 地中海と大西洋
第13回 中世から近世へ
第14回 大航海時代:ポルトガルとスペイン
第15回 セビーリャと新世界
関連科目
西洋史II
準備学習等の指示
授業内容をよく復習し、授業中に出てきたキーワードは説明できるようにしましょう。また、理解が不十分な箇所については質問し、次回の講義までに理解しておくように努めましょう。
予習・復習には併せて1時間を要します。
教科書
教科書は使用しません。参考文献は適宜紹介します。
参考文献
授業時に適宜紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験(論述試験。ノートのみ持ち込みを許可します):70
授業への参加度:30
実務経験と授業との関連
なし
備考
時間途中での出入り、私語、飲食は厳禁とします。
毎時間の講義内容は連続性を持っていますので、欠席したり遅刻したりしないように、また、かならずノートをとってよりよい理解に努めてください。
また、教職課程履修者は、将来は自らも教壇に立つという自覚をもって、真剣かつ積極的に取り組んでください。