シラバス情報

科目名
映像制作基礎A a
授業コード
25010
担当者名
山下 浩史
副題
テーマを持った作品づくり
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類

授業内容
エンターテイメント、ビジネス、コミュニケーション、様々なジャンルで「映像」の重要性は増すばかりです。今やだれもが簡単に作ることができるのが映像。ですが本当に見る人に意図が伝わる映像を制作できているでしょうか?「自分や身内の人以外が見ても興味深い映像」を作るためには「観察力」「企画力」「物事を俯瞰で見る力」「コミュニケーション能力」など様々な力が必要です。 マスメディアとして不特定多数の人にむけテレビ番組を制作してきた講師から「伝わる映像」のポイントを教わります。また後半には自分で企画した映像を制作します。撮影・編集だけでなく発想力が鍛えられたり題材を活かす工夫(演出)についても考える機会となります。将来、映像に関する仕事にしたい人はもちろん、そうでない人にもきっと役立つはずです。もはや現代人の基礎素養と言っても過言ではない映像制作の基礎を学びましょう。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1. 映像作品を構成する要素の理解/撮影・編集の基本的な操作習得
2. 企画立案・映像構成など映像制作に必要なスキルについて理解する
3. 2の要素を理解した上で、伝えたいことを動画で表現する
<身につく力>「知識・理解」「斬新な発想をする力」「コミュニケーション能力」
授業計画
第1回 今なぜ映像制作を学ぶべきなのか?/自己紹介映像制作 
第2回 撮影の基礎知識 
第3回 撮影機材にふれよう/ニュース風動画撮影
第4回 編集機材にふれよう/ニュース風動画編集
第5回 企画立案のヒント
第6回 テーマをより魅力的にする演出について 
第7回 実作のテーマ決定/構成作成
第8回 構成の修正
第9回 実作撮影にむけての練習
第10回 撮影実践
第11回 撮影実践  
第12回 編集実践 
第13回 編集実践 
第14回 編集実践 
第15回 実作視聴・相互批評・まとめ(全履修者のスケジュール調整がつけば放送局見学を実施します)
関連科目
コンテンツビジネス論、映像コンテンツ制作論、映像メディア論、映像制作応用

準備学習等の指示
基本的には予習復習は必要ありませんが、実作するテーマや進捗によっては授業外での撮影作業などを1時間程度行う必要がある場合があります。
授業前半ではスマホで撮影・編集をすることを予定しています。個人所有のスマホやpadになんらかの編集アプリをダウンロードしておいてください(iPhoneならiMovieが最初から入っています)可能な人は簡単なカット編集ができるようになっておくとスムーズです。
教科書
教科書は使用しません。ワークシートや資料等のプリントを授業で配布します。

参考文献
高橋弘樹(2018)「1秒でつかむ」ダイヤモンド社
黒岩亜純・宮徹(2017)「大学生のための動画制作入門」慶応義塾大学出版会 

定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
授業への参加度:60% 制作物40% によって評価します。
実務経験と授業との関連
在広放送局に入社以来、制作や報道など一貫して現場業務に携わってきました。広島や東京でローカル番組や全国ネット番組をディレクター/プロデューサーとして制作。関連の制作会社に出向中の現在も現役でプロデューサーを務めながら後輩の指導・育成にあたっています。 日ごろの経験から得た映像制作のエッセンスを伝えます。
備考
比較的少人数の授業であり実践も伴います。欠席者がでると予定していた授業進行に影響がでて他の履修者にも迷惑がかかる可能性があります。いたしかたない場合を除いて極力出席することを心がけてください。