地域スポーツ論

26023

松本　耕二

地域コミュニティとスポーツ

2.00単位

2年

2024年度前期

この授業は、わが国と地域のスポーツ振興・推進政策と地域スポーツの現状と課題について紹介します。地域におけるスポーツとは、地域とスポーツの関係を紹介し、スポーツによる地域活性化の方策を考えます。
本授業では、当日の講義の振り返り学習と次回講義のキーワードに関する事前学習を促します。皆さんの地元地域のスポーツ推進に関する情報収集等の課題を通して、その現状と課題について学びを深め、スポーツによる地域活性化の方策を探ります。

地域スポーツ振興・推進とスポーツ行政、地域スポーツコミッション、総合型地域スポーツクラブ、スポーツ指導者等について知ることで、地域スポーツ振興システムの現状と課題を理解するとともに、スポーツを活用した地域活性化のための戦略的活用能力を育むことを目的とします。
【身につく力】　知識・理解、論理的思考力・分析力

第１回　オリエンテーション（授業の概要と進め方）、健康づくりと運動、スポーツ
第２回　地域（コミュニティ）とスポーツの現状と課題（これまでとこれからのスポーツ）
第３回　地域スポーツとスポーツ行政
第４回　地域におけるスポーツプロモーション①（スポーツ基本法とスポーツ振興計画）
第５回　地域におけるスポーツプロモーション②（広域スポーツセンターと地域のスポーツクラブ）
第６回　総合型地域スポーツクラブ（必要性と社会的意義）
第７回　地域のスポーツクラブ①（クラブづくりと運営）
第８回　地域のスポーツクラブ②（事例紹介）
第９回　地域スポーツの指導者（資格とその役割）
第10回　地域とスポーツイベント①（イベント事例）
第11回　地域とスポーツイベント②（ささえるスポーツとボランティア）
第12回　地域スポーツのプロモーション（スポーツツーリズム）
第13回　地域スポーツの活性化①（地域スポーツコミッション※）
第14回　地域スポーツの活性化②（プロ・スポーツと地域密着）
第15回　地域スポーツの活性化③（まとめと試験対策）
（※ 外部講師による講話を予定しています。）

スポーツ文化論，スポーツ社会学，スポーツ経営学，スポーツ組織論，地域スポーツ貢献演習など。

スポーツ庁や日本スポーツ協会，また出身地や居住地行政（県市町のスポーツ担当部局）などから発信される情報を収集する。地域のスポーツ振興の状況やその仕組み、またスポーツ推進にかかわる経営資源（ヒト・モノ・カネ・情報・サービス）について関心をもってみてください。
●授業において課題（予習：キーワード，復習：レポート等）を指示します（30分以上が必要になります）。

教科書は使用しません。授業では適宜，資料を配布します。

笹川スポーツ財団（2014）：『スポーツ白書〜スポーツの使命と可能性〜』，ssf
川西正志ら（2018）：『生涯スポーツ実践論』，市村出版
公認スポーツ指導者養成テキスト　日本スポーツ協会（編）
その他，適宜，参考書および資料を紹介します。

定期試験を実施します。

1)定期試験60%，2）レポート・小テスト：20%，3）授業振返チェック（MS-Teamsを使用）10％、4）参加度10％程度にて評価します。

講義を有意にする積極的な質問、提案等を歓迎します。
状況・必要に応じてオンライン授業（Teams等）を行う場合があります。

※　日本スポーツ協会公認スポーツ指導者養成講習共通・専門科目