シラバス情報

科目名
マーケティング論
授業コード
22051
担当者名
兎内 祥子
副題
なぜヒット商品は生まれるのか?
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2024年度後期
教職免許種類
高校一種(商業)

授業内容
「マーケティング」とは、「商品の売れる仕組みづくり」です。これを考えるためには、企業が顧客や競合企業、パートナーなどが存在する市場に対し、どのように効果的に働きかけ、価値を創り出すのかを考える必要があります。マーケティングの考え方 は、企業の活動だけでなく、自治体や病院、NPOなどの組織にも応用が可能です。本講義では、マーケティング論基礎ではできなかった発展的なマーケティング論の考え方を理解していきます。本授業は、講義形式で行います。毎回の授業の終わりに内容に関する課題を行ってもらい、次の授業の最初に解説します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
 この講義の到達目標は、以下の3点です。
・様々なマーケティングに関する理論を理解し、それについて説明できること
・ヒット商品を生み出すために必要な「売れるための仕組みづくり」について考えられること
・マーケティングの理論を用いて、身の回りのマーケティングの事例を分析できること

【身に付く力】知識・理解、論理的思考力・分析力
授業計画
第1回  オリエンテーション
第2回  マーケティングマネジメント論の復習①:マーケティング誕生、目標、志向、組織
第3回  マーケティングマネジメント論の復習②:STPと4P
第4回  製品ライフサイクル
第5回 戦略的マーケティング
第6回  マーケティングリサーチ①:調査の種類と顧客理解
第7回  マーケティングリサーチ②:製品開発と調査手法
第8回  サプライチェーンマネジメント① 在庫形成と部門間調整
第9回  サプライチェーンマネジメント② 企業間調整と延期-投機
第10回 営業のマネジメント
第11回 顧客関係のマネジメント
第12回 サービスマーケティング
第13回 ブランドマネジメント
第14回 社会的責任のマネジメント
第15回 まとめ
関連科目
マーケティング論基礎、流通システム論、サービス・マーケティング論
準備学習等の指示
事前学習:教科書の指定されたページの内容を読んできてください(30分)。
事後学習:講義内容の復習をしてください。とくに、毎回、進んだ範囲までの教科書を読むとともに、授業の資料や紹介する参考文献を読み、知識を定着させるようにしてください(2時間〜3時間)。

教科書
石井淳蔵・廣田章光(2019)『1からのマーケティング第4版』、碩学舎、2640円
参考文献
・高嶋克義・桑原秀史(2008)『現代マーケティング論』、有斐閣アルマ、2200円
・ 池尾 恭一 ・青木 幸弘 ・南 知惠子 ・井上 哲浩 (2010)『マーケティング (New Liberal Arts Selection)』有斐閣  、4290円
・石井淳蔵・廣田章光・坂田隆文 (2016)『1からのマーケティング・デザイン』、碩学舎、2,640円

定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
・定期試験:70%
  出席回数が総講義回数 の 3 分の 2 に満たない場合には、定期試験の受験を認めません。
・授業への参加度:30%
  授業への参加度とは、「①授業の参加」 + 「②講義中に行う演習課題の得点」 の合計で評価します。
実務経験と授業との関連
なし
備考
講義中は以下のことを厳守してください。守られていないと判断した場合は、厳しく注意し、定期試験の受験を認めません。
  ①禁止事項(遅刻、講義中の入退出、私語、イヤホンの装着、スマートフォン・携帯電話の使用)
  ②毎回、学生証を必ず持参すること。

 ※初回の講義で、成績評価や講義のルールについて詳しく説明します。必ず出席してください。
 ※「マーケティング論基礎」を受講してから、この講義を受講することを薦めます。