シラバス情報

科目名
スポーツ指導法演習 a
授業コード
26034
担当者名
松田 亮
副題
基礎技術および指導法の習得
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類

授業内容
現代では,子どもの運動時間の減少や,体力・運動能力の低下,基本的な運動の習熟度の遅れといった問題が挙げられます.そのような中,子どもの動きの指導では,後々のスポーツ活動や体育での学習を視野に入れると,スポーツとのつながりを考慮し,動きの系統性に着目して指導を構想することが大切になります.したがって,本講義では学習目標としての運動像を検討することに加えて,運動の得意な子,不得意な子に限らず,誰もがチャレンジできる運動遊び(練習方法)を提案・実践してもらうことを目的とします.
そのためには,講義と演習を併用しながら進めます.なお,本講義の担当者が,幼児・児童を対象とした運動テーマをいくつか用意しています.そのテーマに沿った運動遊びを選択し,実際に模擬指導を行ってもらいます.演習後には模擬指導の振り返りや評価の解説を実施します.
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
履修者は以下の点について,到達することを目標とします.
■幼児・児童に対して,やさしい運動指導のポイントを習得する.
■演習では模擬実技指導が行えるようにする.

【身につく力】「リーダーシップ」,「コミュニケーション能力」,「プレゼンテーション能力」
授業計画
第1回:子どもの運動指導について(ガイダンス・講義)
【※第1回目の集合場所についてはメール等で指示いたします】
第2回:幼児・児童の運動指導のポイント(講義)
第3回:幼児・児童にやさしい動きの指導法(講義)
第4回:表現リズム・リズムジャンプ(実技)
第5回:スポーツにつながる用具を用いた運動遊び(実技)
第6回:運動遊びの指導案作成(演習)
第7回:模擬指導・グループワーク①(演習・グループA)
第8回:模擬指導・グループワーク②(演習・グループB)
第9回:模擬指導・グループワーク③(演習・グループC)
第10回:模擬指導・グループワーク④(演習・グループD)
第11回:模擬指導・グループワーク➄(演習・グループE)
第12回:模擬指導・グループワーク➅(演習・グループF)
第13回:模擬指導・グループワーク➆(演習・グループG)
第14回:模擬指導・グループワーク➇(演習・グループH)
第15回:子どもを対象とした指導者として(まとめ・レポート課題)
関連科目
スポーツコーチング論
準備学習等の指示
子どもの遊び・運動・スポーツの現状と問題点を把握し,指導書・教本等に目を通しておくようにしましょう.また,30分以上の予習学習をすることで理解度も高まります.
教科書
教科書は使用しませんが,必要に応じて,資料などのプリントまたはを配布します.
参考文献
公認スポーツ指導者養成テキスト:日本スポーツ協会
子ども身体発達指導士養成テキスト:日本スポーツクラブ協会
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
■取組区分:授業への参加度(10%),レポート作成(20%)
■実習区分:指導案作成(20%),模擬指導(30%),振り返り(20%)
スポーツ指導法演習aでは,ルーブリックを用いて,上記に示している区分を総合的に評価いたします.詳細については,第1回目のガイダンスにて説明いたします.
実務経験と授業との関連
本講義の担当者は,初等中等教育機関において,定期的にスポーツ指導を実践しております.また,JAAF公認コーチや上級子ども身体発達指導士といった資格取得から培った知識や教育現場指導の経験を活かし,スポーツ指導の現状や課題についても解説します.
備考
スポ−ツの出来る服装(スポ−ツウエア)で受講し,屋内シュ−ズを準備してください.第1回目のガイダンス・講義開催場所は未定となっておりますので,メール等を確認し指示に従ってください.
なお,スポーツ指導法演習aおよびスポーツ栄養学の単位を修得することで,資格(子ども身体発達指導士)の認定が受けられます.

※ 日本スポーツ協会公認スポーツ指導者共通科目
※ 子ども身体発達指導士