シラバス情報

科目名
IT戦略とマネージメント
授業コード
33010
担当者名
土山 ゆかり
単位数
4.00単位
配当年次
2年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類

授業内容
「ITパスポート試験」は「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省がすべての社会人を対象に「ITを利活用する社会人に求められる基礎知識」を認定するもので、多くの企業の採用基準や昇格基準に用いられている国家資格です。
本授業では「ITパスポート試験」の合格を目指し、ストラテジ系(経営全般に関する分野)・マネジメント系(IT管理に関する分野)の概念・用語などの基礎知識、企業戦略からシステム運用までの基本的な事項を学習します。
授業ではパソコン操作の機会はほぼ無く、基本的に座学の授業になります。単元テスト、模擬テストの際は必携パソコンを持参してください。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
情報化と企業活動に関する分析や問題解決を行うために必要な考え方、基本的な用語や仕組みを理解し、説明できるようになることを目標とします。
システム開発やプロジェクトマネジメントのプロセスに関する基礎知識を理解し、説明できるようになることを目標とします。
【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」「情報リテラシー」
授業計画
《ストラテジ系》
第1回 企業と法務 企業活動/経営・組織 企業の組織構成、経営資源と管理、HRM
第2回 企業と法務 企業活動/経営・組織 生産管理、在庫管理、資産管理、第4次産業革命
第3回 企業と法務 企業活動/業務分析・データ利活用 業務分析と業務計画
第4回 企業と法務 企業活動/業務分析・データ利活用 意思決定、問題解決手法、ビッグデータ
第5回 企業と法務 企業活動/会計・財務 売上と利益、財務諸表の種類と役割、財務指標
第6回 第1章(前半)の総括と単元テスト1
第7回 単元テスト1のヒント解説と再提出、模擬テスト1
第8回 企業と法務 法務/知的財産権、セキュリティ関連法規
第9回 企業と法務 法務/労働関連法規、取引関連法規
第10回 企業と法務 法務/その他の法律、倫理規定、標準化関連
第11回 経営戦略 経営戦略マネジメント/経営戦略手法
第12回 経営戦略 経営戦略マネジメント/マーケティング、ビジネス戦略、経営管理システム
第13回 経営戦略 技術戦略マネジメント/技術戦略の立案・技術開発計画
第14回 第1章(後半)と第2章(前半)の総括と単元テスト2
第15回 単元テスト2のヒント解説と再提出、模擬テスト2
第16回 経営戦略 ビジネスインダストリ/ビジネスシステム、エンジニアリングシステム、e−ビジネス
第17回 経営戦略 ビジネスインダストリ/IoT、組込みシステム
第18回 システム戦略 システム戦略/情報システム戦略、業務プロセス
第19回 システム戦略 システム戦略/ソリューションビジネス、システム活用促進・評価
第20回 システム戦略 システム企画/システム化計画、要件定義、調達計画・実施
第21回 第2章(後半)と第3章の総括と単元テスト3
第22回 単元テスト3のヒント解説と再提出、模擬テスト3
《マネジメント系》
第23回 開発技術 システム開発技術/システム開発のプロセス 要件定義、システム設計、開発(プログラミング)
第24回 開発技術 システム開発技術/システム開発のプロセス  テスト、システムの導入・受入れ、ソフトウェアの見積
第25回 開発技術 ソフトウェア開発管理技術/ソフトウェア開発プロセス・手法
第26回 プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメントの知識エリア(〜プロジェクトタイムマネジメント)
第27回 プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメントの知識エリア(プロジェクトコストマネジメント〜)
第28回 サービスマネジメント サービスマネジメント、システム監査
第29回 第4章〜第6章の総括と単元テスト4
第30回 単元テスト4のヒント解説と再提出、模擬テスト4

※授業の進捗によって、内容が前後する場合があります。
関連科目
本授業と後期「情報化技術」を履修することで、「ITパスポート試験」の全3分野(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系)が学習できます。(前後期で同じテキストを使用します。)
履修する順序はどちらが先でも問題ありませんが、履修年度が変わるとテキストの版が改定され、別のテキストになる場合があります。
準備学習等の指示
「ITパスポート試験」等の情報処理資格について、以下のサイト等で内容を確認しておきましょう。
情報処理推進機構:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
「ITパスポート試験」の合格を目指す方は、毎回の授業の復習と過去問題の演習を行いましょう。不明な点は授業前後に質問して、効率良く学習を進めてください。
教科書
『よくわかるマスター 令和6-7年度版 ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集』FOM出版
※紙のテキストを購入する場合は、丸善ブックセンターのオンライン販売を利用してください。電子書籍を購入する場合は、以下のサイトに記載されている電子書籍の取り扱いサイトから購入してください。
https://www.fom.fujitsu.com/goods/itpass/fpt2315.html
参考文献
『令和06年【上期】 ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集』技術評論社
https://gihyo.jp/book/2023/978-4-297-13849-3
『【令和6年度】 いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集』SBクリエイティブ
https://www.sbcr.jp/product/4815624255/
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
●小テスト:毎回、授業の終わりに過去問題を出題し、理解度を測ります。問題文の表現に慣れて読み解けるようになりましょう。次回の授業で解説します。
●単元テスト:単元の節目に4回実施します。用語問題や計算問題を出題し、知識の確認と定着を図ります。次回の授業でヒント解説を行い、再提出を受け付けます。
●模擬テスト:授業期間中に3回〜5回実施します。(授業の進捗に併せて決定。)テキスト付属の過去問題プログラムを使用します。CBT方式の画面操作に慣れてミス無く効率よく回答できるようになりましょう。
《成績評価割合》小テスト:20%、単元テスト:70%、模擬テスト:10%
実務経験と授業との関連
メーカー系のソフトウェア企業で販売会社・顧客サポート業務に従事し、様々な業種のシステム提案から運用支援までの経験があります。現在は、大学の授業の他、企業研修や職業訓練の講師を務め、現場の問題解決に役立つ講義を行っています。授業では具体的な事例を交えながら、ITについて分かりやすく解説します。
備考
「ITパスポート試験」の申込・受験は各自で行っていただきます。ご不明な点はお問い合わせください。
授業で分からないことは、いつでも質問してください。授業時間外に質問や連絡、相談のある方は、HUE NAVIクラスプロファイル[Q&A]を利用してください。
テスト中に必携パソコンの充電が切れないよう、ACアダプタまたはモバイルバッテリーの携帯を推奨します。