シラバス情報

科目名
ゼミⅠ (野北晴子)
授業コード
41306
担当者名
野北 晴子
授業題目
論理思考と経済学的センスを磨く
科目ナンバリング
単位数
4.00単位
配当年次
3年

授業概要・授業計画
本ゼミの到達目標は、経済学的な「思考センス」、自らホワイトボードの前に出る「瞬発力」、そして人前で話す「度胸」を身に付けることです。
そのため、本演習は、下記の構成で行います。
①テキスト『経済政策の考え方』で、ミクロ経済学的、マクロ経済学的な考え方を、経済政策の面から復習する。
②日経新聞・ビジネス雑誌(エコノミスト、日経ビジネス、東洋経済、ダイヤモンド、ウェッジ等)を読んで、常に今起こっている社会経済の問題をフォローする。
また、ネットによる情報が氾濫する中、自分自身の目で見考えてもらうことの大切さを知ってもらうため、そして製造業の重要性を実感してもらうため、夏季休暇中に工場見学を実施します。さらに、1月には4年生の卒論報告会に参加し、積極的に質問することで、それまでのゼミの成果を各自確認し、次年度の卒論作成のイメージをつかみます。

4月ガイダンス(図書館の使い方、調べ方、日経新聞の読み方の説明)
  テキスト「経済政策に必要な基礎概念—ボトル・ネックと機会費用,サンクコスト」「市場均衡と市場原理」、経済学の考え方日経新聞・ビジネス雑誌
5月 テキスト「競争的均衡の種類」「ビール会社と価格」「不完全競争と独占」、日経新聞・ビジネス雑誌
6月 テキスト「日本の農業」「投機と先物市場」、日経新聞・ビジネス雑誌
7月 テキスト「国際貿易と現実」「価格差別モデル」、日経新聞・ビジネス雑誌
夏季休暇 工場見学
9月 工場見学に関する報告、日経新聞・ビジネス雑誌
10月 テキスト「ケインズの有効需要の理論」「アベノミクスの第1の矢とリフレ派経済学への批判」、問題集、日経新聞・ビジネス雑誌
11月 テキスト「改めてアベノミクス批判-第2の矢と第3の矢への批判」「今後の経済政策のあり方」、日経新聞・ビジネス雑誌
12月 テキスト「ピラミッド建設の意義」「第4の矢の提案」「ピケティの法則と21世紀型経済システム」、問題集、日経新聞・ビジネス雑誌
1月 日経新聞・ビジネス雑誌、4年の卒業論文報告会への参加
※途中、就職ガイダンスが入る場合があります。
教科書
大矢野栄次(2019)『経済政策の考え方-資本主義の限界を超えて-』創成社 (税込み1,980円)
活動予定
8月(定期試験終了直後)もしくは9月初めに工場見学を実施します。また、学生証で入館できる「ひろしま美術館」鑑賞と茶話会等も計画しています。
その他、懇親会、スポーツ大会、合宿、研究会等、学生からの積極的なゼミ課外活動の提案を期待します。
成績評価の方法
ゼミ活動 への参加度(報告内容、質問、ゼミ行事の企画・実施、ゼミ長など役員としてのゼミ運営)で評価します。原則として、ゼミで一度も報告できなかった場合、卒論報告会に参加していない場合、単位認定はできません。

選考方法
対面による面接で選考を行います。プレゼミと異なり、ゼミⅡまでの継続ゼミとなるために、友達の意見に振り回されず、自分でしっかり考えてゼミ選択をしてもらいと思っています。
面接については、必ず、事前にメール(hr-noki@hue.ac.jp)等で、下記の時間帯に予約を取ってください。また、面接の際、「登録希望願」を必ず持参してください。
ただし、どうしても下記の時間帯では都合がつかない場合、別途対応しますので個別に相談してください。
(第1次)11月23日(木)12時20分〜17時00分、11月28日(火)12時20分〜13時、14時30分〜17時00分
(第2次)12月12日(火)12時20分〜13時、14時30分〜17時00分
(第3次)12月21日(木)12時20分〜15時00分
履修条件
①経済学の学修をあきらめていない学生
②ゼミ活動よりバイトを優先しない学生
③自分の意見・考えを持っている学生
④家族や友人に感謝している学生
上記の学生の登録を歓迎します。
オフィスアワー
研究室自由訪問期間 11月14日(火)12時20分〜17時00分、16日(木) 12時20分〜15時00分 
研究室は メディア情報センター1階7号室です。