シラバス情報

科目名
西洋経済史特論Ⅰ
授業コード
71012
担当者名
竹林 栄治
副題
工業化以前の時代
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類
高校専修(地理歴史)

授業内容
西洋経済史特論Ⅰでは中世・近世のヨーロッパを取り上げます。この時代の経済社会の特徴を、経済・分業・市場・貨幣・信用等の経済学の基本的概念や人文社会科学分野の基本的概念を援用して、理解します。特に経済発展に大きな影響を与えたと思われる社会装置(国家や制度)の重要性を考えます。授業形態については、講義形式に受講者の研究報告を交えた形で行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1. 人文社会科学を俯瞰するために必要な最低限の知識を理解して説明できるようになります。
2.工業化以前のヨーロッパの経済社会を理解し、説明できるようになります。
授業計画
第 1 回 経済史の3つの問い
第 2 回 経済史とは何か
第 3 回 経済成長と際限のない欲望
第 4 回 欲望充足の効率性と両義性—支配と欲望—
第 5 回 前近代(欲望を統御する社会)
第 6 回 共同体と生産様式
第 7 回 前近代社会の持続可能性と停滞
第 8 回 前近代の市場・貨幣・資本
第 9 回 近世(変容する社会と経済)
第10回 市場経済と資本主義
第11回 近世の市場と経済活動
第12回 近世の経済と国家
第13回 近世の経済規範
第14回 経済発展の型
第15回 まとめ
※履修者との相談の上、内容を変更する可能性があります。
関連科目
西洋経済史特論Ⅱ
準備学習等の指示
テキストを受講者に報告をしてもらいながら、授業を進める予定です。
基本的なヨーロッパ史の流れについてあらかじめよく勉強し,報告担当時にはレジメを準備して下さい。
教科書
小野塚 知二、『経済史 いまを知り,未来を生きるために』、有斐閣、2018年。
参考文献
授業中に適宜指示します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の発表内容(要約)(75%)と期末提出レポート(25%)で評価します。
実務経験と授業との関連
なし
備考