シラバス情報

科目名
情報科教育法Ⅰ 【教職】
授業コード
51009
担当者名
竹口 幸志
副題
共通教科「情報」の教育目標等を学ぶ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類
高校一種(情報)

授業内容
本講義では,高等学校学習指導要領に基づき,高等学校情報科の目標,内容,方法,評価,カリキュラム作成について理解を深めます。これらの学習をベースとして,学習指導案作成,教材作成,模擬授業の演習を実施します。これらの学習を通して,高等学校情報科で指導するための力を身につけます。本講義は情報科教育法Ⅱに接続する講義であり,情報科教育法Ⅰでは特に共通教科情報科を取り上げます。

・学習指導案および教材については,講義内で個別指導します。
・模擬授業については,その活動内で個別指導します。また,授業研究討議を行い,参加者とのディスカッションを通した建設的な授業改善を行います。
・到達目標の到達度を評価するため,講義毎に確認テストを行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業内容を理解することで,高等学校情報科の教員免許状を取得するために必要な基本的な知識を理解し,「情報リテラシー」を身につけます。また,その知識等を用いて情報科の授業を構成する基礎的な力,「プレゼンテーション能力」を身につけていきます。

【身につく力】「知識・理解」「情報リテラシー」「プレゼンテーション能力」
授業計画
第1回 各学年に共通する教科「情報」について -改訂の趣旨-
第2回 各学年に共通する教科「情報」について -共通教科情報科の目標,共通教科情報科の科目編成-
第3回 科目「情報Ⅰ」の目標
第4回 科目「情報Ⅰ」の内容とその取扱い
第5回 科目「情報Ⅱ」の目標
第6回 科目「情報Ⅱ」の内容とその取扱い
第7回 各学年に共通する教科「情報」について -各科目にわたる指導計画の作成と内容の取扱い-
第8回 共通教科情報科における学習評価 -目標に準拠した評価について-
第9回 情報科教育に関する教育研究事例
第10回 授業設計の方法 -生徒の認識や実態をふまえた指導計画(学習指導案)をつくる-
第11回 授業設計の方法 -情報機器と教材の活用をふまえた指導計画(学習指導案)をつくる-
第12回 授業設計の方法 -評価規準・評価基準をふまえた指導計画(学習指導案)をつくる-
第13回 学習指導案に基づく模擬授業(情報モラルと社会のルール) -情報機器と教材の活用を含む-
第14回 学習指導案に基づく模擬授業(情報機器とディジタル) -情報機器と教材の活用を含む-
第15回 学習指導案に基づく模擬授業(ディジタル表現) -情報機器と教材の活用を含む-
    定期試験は実施しない
関連科目
情報科教育法Ⅱ
準備学習等の指示
テキストの予習と復習。(受講前には必ずテキストを読んできてください。わからない用語などは事前に調べてくるとより授業の理解度が高まります。約100分以上は予習と復習にかけましょう。)
教科書
  • 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 情報編 開隆堂 ISBN 978-4-304-02163-3
  • 高等学校教科書「情Ⅰ705 最新情報Ⅰ」実教出版 ISBN 978-4-407-20464-3 
参考文献
  • 国立教育政策研究所「評価規準の作成、評価方法等の工夫改善のための参考資料」
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
  • 模擬授業および学習指導案作成(40%)
  • 確認テスト(30%)
  • レポート(30%)
実務経験と授業との関連
備考
・学習指導案による模擬授業を行い,適切な学習指導案であるか,基本的な学習指導ができているかを評価します。
・確認テストは情報科の目標,育てたい資質・能力,学習内容,授業設計などについて,適切に説明できているかを評価します。
・レポートは,調査したこと,理解したこと,疑問や気づき,意見したこと等をまとめているかを評価します。
・情報科学の進展は早いので最新の情報を収集するように努力してください。