シラバス情報

科目名
理論経済学特論Ⅱ
授業コード
71006
担当者名
山根 智沙子
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度後期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
本講義は、マクロ経済学に関する論文を読む際に必要となる基礎知識、さらには修士論文を執筆するために必要な分析手法について解説していきます。具体的には、ソロー・モデルや世代重複モデルなど基本モデルを習得し、経済成長に関する実証的研究について考察していきます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義を通じ、受講生は以下の3点ができるようになることを目標とします。

1.現在に至るまでの経済成長に関する理論モデルの枠組みを理解すること
2.事例分析を通して、理論と実証分析手法の理解を深めること
3.社会経済現象を理解し、経済成長に関する諸問題の解決方法を議論できるようになること
授業計画
第1回 成長の重要性
第2回 世界の所得分布
第3回 ソロー・モデル
第4回 代表個人モデル
第5回 世代重複モデル
第6回 内生的技術進歩
第7回 経済政策と経済成長
第8回 技術移転とイノベーション
第9回 技術の拡散
第10回 労働供給と人口
第11回 経済成長と成長会計に関するデータ
第12回 収束性の2つの概念
第13回 地域データ・セットの実証的分析
第14回 クロス・セクションによる実証的分析
第15回 低成長国と高成長国における成長の要因
関連科目
マクロ経済学、ミクロ経済学、理論経済学特論Ⅰ
準備学習等の指示
予習、復習ともに1時間以上行うこと。授業の理解度がより高まります。
教科書
二神孝一・堀敬一(著)『マクロ経済学(第2版)』有斐閣
参考文献
二神孝一(著)『動学マクロ経済学 成長理論の発展』日本評論社
蓮見亮(著)『動学マクロ経済学へのいざない』日本評論社
R.J.バロー・X.サラ-イ-マーティン(著)『内生的経済成長論Ⅰ、Ⅱ』九州大学出版会
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の出席状況と受講態度、課題・報告内容によって総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考