シラバス情報

科目名
統計情報論特論
授業コード
71024
担当者名
得津 康義
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
本講義では、データ分析に必要な統計学の理論的側面を講義します。確率から始まり、確率分布、パラメーターの推定、仮説検定について、順を追って講義をします。また、統計ソフトのRを利用したシミュレーションを行うことで、上記の内容をより深く理解できるようにします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この講義では、経済という分野における基本的な統計学や情報処理に関わる知識を修得し、パソコンによる数量分析の幅を広げるとともに、問題解決力の選択肢をも広げて、有意義な経済分析ができるようになることを目指します。 
【身につく力】「知識・理解」「情報リテラシー」「問題解決力」 
授業計画
第 1 回 オリエンテーション
第 2 回 基本統計
第 3 回 確率
第 4 回 確率変数と確率分布
第 5 回 標本抽出
第 6 回 確率変数の関数の分布
第 7 回 正規母集団からの統計量の分布
第 8 回 パラメーターの推定(母平均の推定、母分散の推定)
第 9 回 推定量の性質(一致性、不偏性、有効性)
第10回 パラメーターの推定法(最尤推定法、ベイズ推定)
第11回 仮説検定の考え方
第12回 仮説検定(有意性検定、適合度検定、独立性の検定)
第13回 仮説検定(検定方式の評価、尤度比検定)
第14回 分散分析
第15回 まとめ
関連科目
計量経済学特論、データ分析入門
準備学習等の指示
事前に配布した資料を読み、理解できない言葉の意味を調べ、内容を把握し、質疑応答ができるようにしておいてください。そして、自身の研究に、学習内容をいかに応用することができるかについて考えてみてください。そのために、60分以上の予習を心がけてください。また、復習はその日のうちに繰り返し行い、知識を確実に身につけてください。
教科書
教科書は使用しません。
参考文献
岩田暁一『経済分析のための統計的方法』東洋経済新報社、1990年
大屋幸輔『コア・テキスト 統計学』新世社、2005年
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
成績評価は、平常の出席状況と受講態度、レジュメに基づく発表内容および学期末のレポートに基づいて、総合的に評価します。なお、欠席や遅刻、受講態度がかんばしくない場合は減点があります。
実務経験と授業との関連
備考
統計ソフトRを利用するので、可能な限りPCを持参してください。