シラバス情報

科目名
情報活用演習A a
授業コード
24023
担当者名
坂本 小百合
副題
ワードの中級を学ぶ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度後期
教職免許種類
高校一種(情報)

授業内容
Wordの中級から上級。Microsoft Office Specialist Word Expertレベル(MOS Word 上級)の出題範囲についてパソコンを使った実習を行います。学習内容を復習する課題の提出が毎回あります。期限内提出の課題については取組評価対象とします。理解度を確認する小テストを2回実施し評価対象とします。課題の演習問題および小テスト問題の解説は毎回次回授業の冒頭で行います。最終スキルチェックとして制限時間内に指示された編集操作を行い編集後のファイルを提出する対面での実技テストを1回実施し評価対象とします。この講義はMOS Word 上級の資格対策(学習)となり模擬試験の演習や解説も行います。希望する学生は各自で申込みの上、学内で実施される資格試験を受験できます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
Wordの高度な利用スキルを証明できるMOS Word 上級の受験に必要な操作スキルを習得します。
「文書の管理」「編集の制限」「スタイルの管理やカスタマイズ」「フィールド」「フォームコントロールの管理」「索引や図表目次」などの機能を学び、理解し、操作できるようになります。
【身につく力】「情報リテラシー」「知識・理解」
※ITを活用する能力が身につきます。
授業計画
全ての講義でOffice365が動作するパソコンを使用します。必携パソコンとマウスを準備して出席してください。

第1回 ガイダンス(講義の進め方と評価方法について)、MOS資格について、基本操作の確認 (必携パソコンとマウスを使用)
第2回 基礎復習、Wordの文書管理、貼り付けオプション、段落レイアウトオプションの理解 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第3回 ユーザー設定のデザイン要素、スタイルの作成と更新、既定のフォントを変更する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第4回 テンプレートの活用、[文書パーツオーガナイザー]を利用した文書パーツの管理 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第5回 他のテンプレートの文書パーツを利用する、スタイルをコピーする、小テスト① 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第6回 検索オプションを利用して文字列を検索する、置換する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第7回 変更履歴の記録と管理(2019では入門スキル)、複数の文書を比較する、組み込む 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第8回 索引を作成する・管理する、図表一覧作成する、管理する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第9回 差し込み印刷(レター)の設定を行う、小テスト② 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第10回 差し込み印刷(ラベル)の設定を行う、文書にフィールドを挿入する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第11回 文書にコンテンツコントロールを挿入する、共同作業用に文書を準備する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第12回 マクロを作成する、変更する、Wordのオプション設定 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第13回 総合演習問題(スキルチェック操作テスト)  (必携パソコンとマウスを使用)
第14回 MOS Word 2019 上級 模擬試験の解説と演習 提出課題 (必携パソコンとマウス、模擬試験プログラム)
第15回 MOS Word 2019 上級 模擬試験問題の演習 (必携パソコンとマウス、模擬試験プログラム)

※以上の通り計画していますが、学習状況により一部内容を入れ替えたり、省略する場合もあります。

関連科目
Wordの基本操作については情報入門演習Aまたは情報処理入門Ⅰで習得し、基本操作は問題なくできることを前提としています。
準備学習等の指示
MOS Word (一般)合格程度のスキルがあることが前提です。基本機能を復習した上で講義に出席してください。講義で配布する演習問題は必ず次の講義までに各自で操作練習すること。授業時間外の質問についてはHUE NaviのQ&A機能を活用してください。
【授業準備の目安】
⇒予習15〜20分程度(授業資料をダウンロードして展開し、学習する内容に目を通す)
⇒復習30〜60分程度(学習内容を見直し、指示された復習問題を操作する)

教科書
この講義は、補助資料とMOS資格試験対策テキストのLessonおよび模擬試験問題を用いて実施します。履修する学生は2回目の講義までにはテキストを必ず準備してください。

「MOS Word 365 & 2019 Expert 対策テキスト& 問題集」(FPT2015),FOM出版,3410円(税込)

参考文献
「情報リテラシー 入門編」,FOM出版…情報入門演習Sで使用したテキスト
「MOS Word 365 & 2019 対策テキスト& 問題集」(FPT1913),FOM出版…情報入門演習Aで使用したテキスト
⇒基礎スキルが不安な場合は復習してください。

「よくわかる Microsoft Word 2021 基礎」,FOM出版,(型番FPT2206)
「よくわかる Microsoft Word 2021 応用」,FOM出版,(型番FPT2207)

定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・取り組み評価(期限内提出の復習課題操作内容および授業への参加度を評価)…40%
・スキル確認 小テスト…20%
・総合演習(スキル確認操作テスト)…40%
以上の提出物の内容を100点満点で評価し、MOS Word 365 上級資格への取組みと合わせて総合的に評価を行います。

小テストおよび操作テストは対面で実施した場合に上記割合で評価します。取組み評価の対象となる提出物は原則期限内に提出された課題とします。出席回数が10回に満たない場合は授業への参加度が減点される場合があります。
病欠や公認欠席等で対面でのスキルチェックが受けられなかった場合は出席確認のために回収する講義中の学習ファイルの操作内容を評価の参考にします。


実務経験と授業との関連
メーカーのインストラクターとしてパソコン教室の運営やテキスト作成、企業研修や市民講座でのOA教育を担当し、資格試験の試験官としてインストラクターのスキル評価なども行っていました。様々なスキルのユーザーを指導した経験を活かし、履修した学生さんが効率よく操作できるスキル、業務に活用できる理解力・応用力を身につけ資格取得を目指せるように指導や助言、解説を行います。
備考
【履修にあたって】
MOS Word スペシャリスト(一般)の資格を取得または受験対策を完了しておくことが望ましい。
最低限の基礎復習は行いますが、基本スキルは習得できている前提です。

意欲的に学習に取り組み、上級(Expert)資格取得を目指す学生の履修を推奨します。
資格の概要については、公式サイト{http://mos.odyssey-com.co.jp/index.html }で確認してください。
『遅刻・欠席しない、質問する、復習する』ことを心がけ、配布する演習問題には積極的に取り組んでください。