シラバス情報

科目名
西洋経済史特論Ⅱ
授業コード
71013
担当者名
竹林 栄治
副題
工業化以降の時代
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度後期
教職免許種類
高校専修(地理歴史)

授業内容
西洋経済史特論Ⅱでは近代・現代のヨーロッパを取り上げます。この時代の経済社会の特徴を、経済・分業・市場・貨幣・信用等の経済学の基本的概念や人文社会科学分野の基本的概念を援用して、理解します。特に生産工程の機械化によって供給不足を根本的に解消した産業革命の経済的・社会的影響を考えます。授業形態については、講義形式に受講者の研究報告を交えた形で行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
1.人文社会科学を俯瞰するために必要な最低限の知識を理解して説明できるようになります。
2.工業化後の経済社会について理解し、説明できるようになります。
授業計画
第 1 回 経済史の3つの問い
第 2 回 産業革命論
第 3 回 各国の産業革命
第 4 回 資本主義の経済制度−金融・株式・保険等—
第 5 回 国家と経済
第 6 回 自然と経済
第 7 回 家と経済
第 8 回 資本主義の世界体制
第 9 回 近代と現代(欲望の人為的維持)
第10回 第一のグローバル化と第一次世界大戦
第11回 第一次世界大戦とその後の経済
第12回 第二次世界大戦とその後の経済
第13回 第二のグローバル化の時代
第14回 経済成長の限界と可能性
第15回 まとめ
※履修者との相談の上、内容を変更する可能性があります。
関連科目
西洋経済史特論Ⅰ
準備学習等の指示
テキストを受講者に報告をしてもらいながら、授業を進める予定です。
基本的なヨーロッパ史の流れについてあらかじめよく勉強し,報告担当時にはレジメを準備して下さい。
教科書
小野塚 知二、『経済史 いまを知り,未来を生きるために』、有斐閣、2018年。
参考文献
授業中に適宜指示します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平常の発表内容(要約)(75%)と期末提出レポート(25%)で評価します。
実務経験と授業との関連
なし
備考