シラバス情報

科目名
社会認識教育学特論A
授業コード
71042
担当者名
胤森 裕暢
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
公民科教育、地理歴史科教育について、社会認識教育学の諸理論により理解を深めていきます。また、実践(社会、公民科等の授業および指導計画)について、教師との議論や文献の吟味を行います。こうした理論と実践の往還を通して、公民科(ひいては地理歴史科)教師としての授業構成能力を高めていきます。随時、対話を通して、学修の定着を確かめたり、課題を明らかにしたりします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
社会認識教育学の理論に基づいた授業構成理論によりながら、単元レベルの実践的かつ理論的に優れた授業をつくります。
授業計画
第1回  公民科教育の意義と課題 
第2回  公民科教育の構造
第3回  公民科の教師
第4回  公民科教育の目標論・学力論
第5回  公民科教育のカリキュラムデザイン
第6回  公民科教育の授業分析・開発・評価
第7回  社会科(公民的分野)の学習指導・評価
第8回  公民科「公共」の学習指導・評価
第9回  公民科「公共」の学習指導・評価の実際
第10回  公民科「倫理」の学習指導・評価
第11回 公民科「倫理」の学習指導・評価の実際
第12回 公民科「政治・経済」の学習指導・評価
第13回 公民科「政治・経済」の学習指導・評価の実際
第14回 公民科授業実践の吟味
第15回 公民科授業実践の改善
関連科目
社会認識教育学特論B など
準備学習等の指示
実践の観察・分析、文献の収集と吟味を繰り返していきましょう。
教科書
社会認識教育学会編『中学校社会科教育・高等学校公民科教育』学術図書出版社、2020年
参考文献
・社会認識教育学会編『新社会科教育学ハンドブック』明治図書、2012年
・森分孝治、片上宗二編『社会科重要用語300の基礎知識』明治図書、2000年
他の書籍や論文については、適宜紹介していく。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
授業中に提出するレポートとそれを通した議論、改善する指導計画により評価する。
実務経験と授業との関連
・市民性教育としての倫理等のカリキュラム開発研究をしています。かつて中・高等学校教師として社会科・地理歴史科・公民科授業を実践してきました。その後、教育委員会の指導主事として、さらに現在に至るまで、中・高等学校教師と校内授業研究に指導助言を続けていました。これらを活かし,理論的かつ実践的な授業づくりと授業構成の力がつくよう指導します。
備考
・気づきや疑問についてどんどん対話しましょう。