シラバス情報

科目名
地域経済論
授業コード
21056
担当者名
江成 穣
副題
地域の経済活動を理解する
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類
高校一種(地理歴史)

授業内容
人口減少や高齢化の波が押し寄せている中で、地域社会の再生及び地域経済の活性化は喫緊の課題となっています。本講義は、日本で起きている人口の波の影響をはじめ、自分の暮らしている地域や故郷の抱える問題を取り扱います。地域経済の構造やその変化をマクロ的に捉える視点や分析力を養成するとともに、それぞれの地域に根ざして地域活性化を目指す人々の具体的な取組みを取り上げ、事例研究を行います。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
地域経済に関する統計データ、施策動向などを交えながら、地域経済を分析・理解する基本的な視点を修得するとともに、先進事例を通じて、地域活性化の手法を学び、それらを実践で活かせることを目指します。

【身につく力】「問題解決力」、「チャレンジする力」、「論理的思考力・分析力」
授業計画
第 1 回 ガイダンス—地域経済論の目的と方法
第 2 回 人口動態からみた地域構造
第 3 回 産業構造の変化と地域構造
第 4 回 地域経済の捉え方
第 5 回 地域間関係と不均等発展
第 6 回 産業連関分析の基本
第 7 回 産業連関分析の応用−経済波及効果を計算する
第 8 回 財政と地域開発政策
第 9 回 地域開発の方向性
第10回 地域課題解決の分析手法
第11回 中山間地域を取り巻く課題
第12回 地域活性化への取り組み①−内発的発展
第13回 地域活性化への取り組み②−地域おこし協力隊
第14回 地域活性化への取り組み③−地域運営組織
第15回 これからの地域づくりをどう考えるか?−地域づくりの視点
関連科目
「実践地域経済論」
準備学習等の指示
(1)自分たちのまちについて、日頃からニュース・新聞等に目を通し、地方の抱える問題や取組みについて情報を集め、考えることを習慣にしましょう。
(2)講義資料を事前に掲示するので、毎回約30分以上は予習、復習に時間をかけましょう。聞き慣れない用語は事前に調べておくと授業がより分かりやすくなります。
(3)講義中に指示される課題(小テスト・小レポート)の準備は特に丁寧に取り組みましょう。
教科書
教科書は指定しません。講義の際に適宜参考資料を配布します。
参考文献
岡田知弘(2020)『地域づくりの経済学入門 増補改訂版』自治体研究社
中村良平(2014)『まちづくり構造改革-地域経済構造をデザインする』日本加除出版
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験(70点)、講義中の課題又は小テスト(30点)、ただし、授業への参加度、受講態度等を配慮し、必要に応じ調整することがあります。
実務経験と授業との関連
備考
講義中は私語などを避け、集中して受講しましょう。