シラバス情報

科目名
消費税法特殊講義特論
授業コード
71040
担当者名
田邉 宜彦
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度後期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
教科書を使いながら、消費税に関する法令及び通達を精読し、消費税の課税のしくみを正確に理解していきます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
消費税法の法律解釈を通じて消費税の課税のしくみを理解し、かつ、関連する税法(国税通則法等)の基礎知識を習得することを目標としています。
授業計画
第1回 消費税のあらまし・地方消費税の概要
第2回 資産の譲渡等に係る課税の対象
第3回 資産の譲渡等の範囲・輸入取引
第4回 国境を越えて行う電子商取引等に係る課税関係
第5回 非課税取引(課税対象とすることになじまないもの)
第6回 非課税取引(社会政策的な配慮に基づくもの)
第7回 免税取引・納税義務者
第8回 納税義務の成立時期
第9回 課税標準・税率
第10回 軽減税率制度
第11回 仕入税額控除の対象等・計算方法
第12回 仕入税額控除の調整
第13回 仕入税額控除の要件等・適格請求書等保存方式
第14回 小規模事業者に対する納税義務免税の特例
第15回 簡易課税制度・申告書を作成してみよう
関連科目
租税制度特論・所得税法特論・法人税法特論
準備学習等の指示
事前に指示した内容について、自主学習をしておいてください。
教科書
和氣光著『基礎から身につく消費税(令和6年度版)』(2024年 大蔵財務協会)
参考文献
適宜配付します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
平素の出席状況と受講態度(事前準備を含む) 50%
議論への参加度               50%
以上の総合判断となります。
実務経験と授業との関連
受講者の理解を深めるために、実務経験のある方に対して意見を求めることがあります。
国税局及び税務署で、主に法人税・消費税の税務調査実務に長年従事してきた経験に基づき、経済取引の私法上の構成と課税上の取扱いの相互関係性について、わかりやすく指導します。
備考
特にありません。