シラバス情報

科目名
金融論Ⅰ
授業コード
21026
担当者名
村上 恵子
副題
金融のしくみと基礎知識
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類

授業内容
本授業では、金融の基本的な枠組みについて学びます。具体的には、金融の役割、貨幣の機能、景気変動・物価と金融の関係について概観した上で、金融機関の業態と業務、各種金融市場とそこで成立する金利、金利の変動や金利の構造に関する理論について学びます。知識の定着を目的に、毎回、授業の最後に小テストを実施し、その解答と解説を次週の授業の冒頭で説明します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
金融初学者が貨幣や金融機関、金融市場、金利などに関する基本的な知識や理論について学び、それらの概念や理論を説明できる力と、授業内容に関連する新聞記事やニュースを正しく理解し、その記事等について自ら考察・分析する力を身につけることを目指します。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 イントロダクション・金融の役割
第2回 貨幣と金融
第3回 金融と景気・物価変動
第4回 金融業務(1)預金・貸出業務と為替・決済業務
第5回 金融業務(2)金融商品販売業務と証券業務
第6回 金融業務(3)金融機関の収益
第7回 金融機関(1)日本銀行と銀行
第8回 金融機関(2)証券会社と保険会社
第9回 金融機関(3)その他の金融機関
第10回 金融市場と金利(1)金融市場の分類と金利・利回り
第11回 金融市場と金利(2)各金融市場と金利
第12回 資金循環の構造
第13回 企業金融
第14回 個人向け金融
第15回 決済システム
関連科目
この科目は金融論の初歩科目です。この分野についてさらに学びたい場合は金融論Ⅱを履修するとよいでしょう。その他、金融システム論や金融政策論、国際金融論などもこの科目の関連科目です。
準備学習等の指示
受講前には、前回授業で指示されたテキストの該当箇所を読んできてください。分からない用語は事前に調べておくと授業がよりわかりやすくなります。毎回、約60分は予習や復習に時間をかけることを心がけてください。
教科書
中島真志・島村髙嘉『金融読本』東洋経済新報社、2023年、2,640円
参考文献
・家森信善『金融論(第3版)【ベーシック+】』中央経済社、2022年
・鎌田康一郎『金融論 Theory & Practice (ライブラリ 現代経済学へのいざない 3)』新世社、2022年
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験60%、授業中の小テスト40%として総合的に評価します。なお、広島経済大学学内定期試験細則に従い、出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合は定期試験の受験は認めません。
実務経験と授業との関連
備考
・授業中の私語は厳禁です。
・金融に関するニュースに関心を持ち、この授業で学んだ内容との関わりについて考える習慣をつけましょう。