シラバス情報

科目名
実践資産運用
授業コード
21066
担当者名
村上 恵子
副題
お金との上手な付き合い方
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2024年度後期
教職免許種類

授業内容
個々人の生き方や働き方が多様になった現在、それぞれのライフプランにあわせた資産形成の必要性・重要性はますます高まっています。本授業では、家計管理と資産形成の方法、金融商品の特徴や資産形成におけるリスクマネジメントの方法について学びます。また、模擬資産形成プログラムと模擬株式投資プログラムに参加し、金融商品のリスクとリターンや、資産形成の考え方を身につけることを目指します。毎回、個人ワークもしくはグループワークを実施します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
ライフプランにあわせた資産形成の重要性と資産形成の理論と実践、基礎的な財務分析について学び、それらの概念や理論を説明できる力を身につけることを目指します。また、他者と資産形成や株式投資について議論し、議論した結果を報告する力を身につけることを目指します。
【身につく力】「知識・理解」「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」
授業計画
第1回 イントロダクション・資産形成の意義
第2回 家計管理とライフプラン
第3回 資産形成の基礎
第4回 個人投資家のための各種制度
第5回 ライフプランニングの実践
第6回 金融商品の特徴
第7回 リスクマネジメントの方法
第8回 模擬資産形成の実践
第9回 模擬資産形成の振り返り
第10回 財務諸表のしくみ
第11回 財務分析の方法
第12回 模擬株式投資の実践(1)企業の分析と選定
第13回 模擬株式投資の実践(2)運用結果の確認
第14回 模擬株式投資の実践(3)運用結果の分析
第15回 模擬株式投資の振り返り
関連科目
ファイナンス入門を履修していることが望ましいです。その他に、資本市場の役割と証券投資、資産運用実務Ⅰ、資産運用実務Ⅱ等もこの科目の関連科目です。
準備学習等の指示
準備学習として、授業履修期間中は、できるだけ毎日、新聞の経済欄や株式欄を読むようにしてください。また、授業後は毎回、約30分以上復習時間を取り、授業で学んだことを定着させておいてください。
教科書
教科書は使用しません。毎回資料を配布します。
参考文献
吉野直行(監修)、上村協子・藤野次雄・重川純子(編)『生活者の金融リテラシー—ライフプランとマネーマネジメント—』朝倉書店、2019年
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
毎回授業終了時に提出する受講シート(15回)30%、レポート(3回)70%で評価します。3回のレポートは、(1)ライフプラン、(2)模擬資産形成、(3)模擬株式投資、の3つのテーマに関連するものであり、それぞれ授業の理解度や作成した表の整合性、意見の論理性を評価します。
実務経験と授業との関連
備考
・模擬資産形成、模擬株式投資の回はパソコン(タブレット・スマートフォンも可)など、ウェブに接続できる機器を持参してください。
・授業履修期間中は、できるだけ毎日、新聞の経済欄や株式欄を読むようにしましょう。