【授業概要】
マーケティングを成功させるためには、消費者行動を理解することが不可欠です。
我々は日々、買い物をしています。では、なぜ、特定の商品やサービスを購入するのでしょうか。例えば、過去の経験に基づいてリピーター購入したり、周りの友人の影響を受けて似ている商品を購入したり、自己呈示のために、ブランド品を購入したりします。このように、消費者の購買意思決定は様々な要素に影響され、多様だと見えます。実は、それらの多様な購買意思決定の背後に、特定のパターンが存在します。本講義は、身近の消費者購買行動およびその意思決定のパターンについて説明します。
「読む能力」「情報のまとめ方」「ディスカッションの仕方」「プレゼンテーションの仕方」を身につけてもらうために、毎回授業の前半は、2人〜3人1組でテキストの内容を報告してもらいます。授業の後半は、講師による補足、質疑応答、グループディスカッションなどを行います。
【到達目標】
この授業の目標は、以下の3つです。
(1)消費者行動論の考え方を身につけて、具体的な消費者行動を読み解くことができるようになること。
(2)グループディスカッションを通じて、協働して成し遂げる力やコミュニケーション力を身につけることができるようになること。
(3)プレゼンテーションを通じて、自分の考え方をまとめてわかりやすく相手に伝える力を身につけることができるようになること。
【身につく力】「論理的思考力・分析力」、「プレゼンテーション能力」、「協働して成し遂げる力」
【授業計画】
第
1回 オリエンテーション、自己紹介、グループ分けと役割分担
第
2回 みんな生まれつき消費者だ!
第
3回 記憶ー思い出は美化される?
第
4回 態度ー好き嫌いは、どのように生まれるのか?
第
5回 意思決定ーなぜそれを買ったのか?
第
6回 セグメンテーションーなぜ人の好みはこんなにも違うのか?
第
7回 コミュニケーションーどのように納得させるのか?
第
8回 店頭マーケティングー売れるお店はどうやって作る?
第
9回 アイデンティティー消費で自己表現をしている!?
第
10回 家族ー我が家の買い物は誰が決めているのか?
第
11回 集団による消費ーなぜ友人同士の服装は似てしまうのか?
第
12回 ステイタスーなぜモノが集団のシンボルになるのか?
第
13回 サブカルチャー日本人は全員納豆好き?
第
14回 文化ー聖地巡礼も消費者行動?
第
15回 まとめ