シラバス情報

科目名
労働経済学特論
授業コード
71018
担当者名
岡村 和明
副題
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類
高校専修(公民)

授業内容
労働経済学に限らず、経済学の学習においては理論と現実の往復が必須である。本講義では、労働経済学の主要テーマである「労働供給」、「労働需要」、「労働市場の均衡」というテーマ毎に、基礎理論の講義および統計データを用いた演習を行う。

当日の講義内容を踏まえた課題を毎回課し、HUE NAVI上および授業中に解答と解説を実施する。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
経済学の視点から重要な“労働問題”を切り取るセンスを養うとともに、標準的な計算ソフト(エクセル等)を用いた労働統計の分析手法を身につけることを目標とする。

【身につく力】「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回  労働経済学の特徴と意義
第2回  労働力参加と労働時間の決定
第3回  静学的労働供給モデルの理論
第4回  静学的労働供給モデルの比較静学
第5回  静学的労働供給モデルの実証分析
第6回  生産関数と企業の利潤
第7回  短期・長期の利潤最大化
第8回  長期の要素需要に関する比較静学
第9回  労働の準固定費の存在
第10回 完全競争の労働市場における均衡
第11回 労働供給関数と労働需要関数の推定
第12回 買い手独占の労働市場における均衡
第13回 最低賃金と雇用
第14回 税・補助金と帰着
第15回 これからの日本社会と労働経済学

毎回、講義の最後に、当日の講義内容を踏まえた課題を課す。
関連科目
準備学習等の指示
事前に少なくとも1時間以上時間をかけて、テキストの該当箇所を読んでくること。
教科書
川口大司『労働経済学 理論と実証をつなぐ』有斐閣 2017年
参考文献
講義中に指定する。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
講義中に実施する課題(40%)および期末レポートの内容(60%)で評価する。
実務経験と授業との関連
備考