教員名 : 林 直樹
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科目名
経済学史
授業コード
21019
担当者名
林 直樹
単位数
2単位
配当年次
2年
開講学期
2024年度前期
教職免許種類
授業内容
この授業では経済学の形成過程を歴史的に追いかけ、現代経済学の立体的な見取図を描き出すことを目指します。経済学者ケインズは「現在のことしか知らないことと過去のことしか知らないことの、どちらが人を頑固にするか、私には分からない」と述べました。経済はつねに変化しており、プレイヤーの状況や立場次第で違った捉え方ができます。学史を通じて「経済的発想」の多様性を知っておくことには、それゆえに確かな価値があると言えるでしょう。
なお、毎回の授業後、復習と応用学習を兼ねたコメントシートを提出してもらいます。その解説は翌回の授業で行う予定です。コメントシートにこつこつ取り組めば、定期試験は決して難しくありません。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【到達目標】
(1)主要な経済学者・思想家たちについて、時代状況および人物像と関連付けながら経済理論体系を説明できる。 (2)経済は歴史的形成物である点をふまえて将来展望をより豊かなものに拡げ、それを自らの言葉で論述できる。 【身につく力】 ①知識・理解 ④論理的思考力・分析力 ⑦斬新な発想をする力 授業計画
第 1回 経済学史とテキストマイニング
第 2回 ロー・システム 第 3回 ケネー「経済表」 第 4回 貨幣数量説 第 5回 スミス『道徳感情論』 第 6回 スミス『国富論』 第 7回 リカードの自由貿易論 第 8回 マルサスの保護貿易論 第 9回 経済学批判(1) 第10回 経済学批判(2) 第11回 限界革命 第12回 冷静な頭脳と温かい心 第13回 無差別曲線 第14回 オーストリア学派 第15回 ケインズ革命 関連科目
ミクロ経済学基礎、マクロ経済学基礎、経済史基礎
準備学習等の指示
【事前学習】
事前に配布する授業レジュメを一読してください。 【事後学習】 毎回欠かさずコメントシートに取り組み、かつノート整理を行うようにしてください。 どちらにも少なくとも30分程度(計1時間程度)をかけることが望ましいです。 教科書
特にありません(授業レジュメを配布します)。
参考文献
適宜指示しますが、比較的新しいものに ○小峯敦『経済学史』ミネルヴァ書房(2021年)○久保真・中澤信彦編『経済学史入門』昭和堂(2023年) があります。 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験結果(70%)に、毎回のコメントシート提出状況(30%)を加味し、総合的に評価します。
詳しくは初回にお話しします。 実務経験と授業との関連
備考
授業レジュメもコメントシートもポータルサイトを通じて電子版を配布します。コメントシートの提出もポータルサイトを通じて行っていただきます。
一方、授業自体は板書と口頭説明という伝統的手法で進めていきます。 対面のほうが良い部分と必ずしもその必要がない部分とで、うまくバランスを取り、良い意味での効率的な授業運営を心がけます。受講生の皆さんにもご協力いただければと思います。 |