シラバス情報

科目名
研究指導AⅡ (租税制度論特論a)
授業コード
71209
担当者名
一橋 信之
副題
単位数
4単位
配当年次
1年
開講学期
2024年度前期、2024年度後期
教職免許種類

授業内容
各院生の報告・発表を通じて、院生同士で発表内容について議論を行い、併せて関連する先行研究論文を輪読し、論理性客観性のある修士論文を作成していきます。とくに、修士論文としては問題提起と論旨展開の論理性・整合性を重視して指導します。また、修士論文完成に向けて進捗管理を個別指導します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
社会における税務専門家として活躍できる租税理論と表現手法を修得し、租税制度に関するレベルの高い修士論文を作成できることが目標です。大学院の学位論文であることから、問題提起の明確性と本文の論旨整合性を充足することを最優先し、高いレベルの研究者論文を目指します。
授業計画
研究指導AⅠで実施した準備作業(文献渉猟)に基づいて、本格的に修士論文を作成します。各受講生は毎週授業で成果を発表します。
(前期)
第1回〜第5回 修士論文の報告・発表(1)とくに問題提起を中心に行います。
第6回〜第10回 修士論文の報告・発表(2)とくに主要本文における論理の整合性を確認します。
第11回〜第15回 修士論文の報告・発表(3)結論のまとめ方と9月の進捗報告会にむけて準備を行います。
(後期)
第16回〜第20回 修士論文の報告・発表(4)進捗報告会の総括を行い、論文の方向性の修正・調整を行います。
第21回〜第25回 修士論文の報告・発表(5)修士論文の完成稿を準備します。
第26回〜第28回 修士論文の報告・発表(6)修士論文の提出稿を完成させます。
第29回〜第30回 修士論文最終試験準備
研究倫理(論文著者の責任等を含む総合的な研究倫理教育、利益相反の考え方や守秘義務など)についても併せて指導します。
関連科目
研究指導AⅠ
準備学習等の指示
毎回の報告・発表に際して、報告内容のトピックセンテンスを作成するように準備してください。
トピックセンテンスおよびその手法については第1回授業で説明します。
教科書
教科書は使用しません。
参考文献
授業で随時指定します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
授業への参加度と修士論文の内容により総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
税理士の経験を活かし、税理士コースの修士論文においては、学術的内容だけでなく、税理士業務に役立つ実践的要素を加味して指導します。
備考
授業においては、自分の研究テーマだけでなく他の院生の研究テーマに対しても積極的に関心をもつ姿勢を期待します。