教員名 : 澤 滋久
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科目名
世界の地理Ⅰ b
授業コード
16009
担当者名
澤 滋久
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類
高校一種(地理歴史)
授業内容
高等学校で取り扱われてきた「現代世界の地誌的考察」の基礎にあたる、各地域の特徴を、アジア・アフリカ・オセアニア地域について扱います。この地域には、大小約120の国と地域があり、これらについて、地域区分に応じたテーマを取捨選択して説明します。このテーマで地域の姿を理解し、アジア・アフリカ各地の特徴が説明できるようになります。
取りあげるテーマは、おおよそ高校教科書に取り上げられているものを予定していますので、教職課程(地歴科)の初年度修得科目として履修を推奨します。また、それ以外の方も2年次以降の基礎科目でアジア経済・開発経済など専門を学ぶ前段階の常識として学び、今後の学びにつなげることができます。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
アジア・アフリカ・オセアニアの地域的特徴を理解し、現代世界の姿をとらえる視点を養うことを目標とします。
共通科目の目的である、幅広い教養を身に付けるための基礎となります。 各地域の事柄について、高校の地理で学んだキーワードを関係づけて、その地域を示す特徴を説明できるようになります。 身につく力:知識・理解 授業計画
第1回 取り扱う地域(アジア・アフリカ・オセアニア)、「地域区分」の理解
第2回 東アジア(1) 東アジア地域、中国の国土と人口 第3回 東アジア(2) 中国の経済発展 第4回 東アジア(3) 朝鮮半島の社会と文化 第5回 東アジア(4) 東アジアの各地域(台湾、香港、マカオほか)、モンゴル 第6回 東南アジア(1) 東南アジア地域、島嶼部と大陸部 第7回 東南アジア(2) 東南アジアの自然と文化 第8回 東南アジア(3) 東南アジアの経済成長と人々の暮らし 第9回 南アジア(1) 南アジア地域、インド文化と人々の暮らし 第10回 南アジア(2) インドの人口・経済 第11回 西アジア・中央アジア・北アフリカ(1) 西・中央アジアとアフリカ地域、文明の十字路 第12回 西アジア・中央アジア・北アフリカ(2) 資源と格差と社会の変化 第13回 サハラ以南アフリカ 一次産品依存から発展を目指す国々 第14回 オセアニア オセアニア地域、多文化社会形成へ 第15回 まとめ・補足 関連科目
準備学習等の指示
事前にHUEナビ「授業資料」より、当日配布予定のプリントをダウンロードして学習してください(予習、60分程度)。穴埋め語句を作成予定ですので、本科目指定の教科書や高校時代の教科書で調べて授業に臨んでください。
授業後は、授業資料・メモの見直しだけではなく、1項目につき200字程度の「まとめ文」を作成する(復習、60分以内)ことが推奨されます。この時「その回のキーワード(授業内で提示、クリッカー使用予定)」を「まとめ文」で活用したり、いくつかの「重要語句の説明文」をつくるなどの学習法を試してみてください。特にクリッカーなどで取り上げるの最重要キーワード1語についてだけでも、かなり効果が実感できます。 試験前の対策学習も、毎回の予習復習と同様に、「授業外学習」として重視してください。 教科書
参考文献
第一学習社『高等学校 地理総合 世界を学び,地域をつくる』
東京書籍『地理探究』、帝国書院『新詳地理探究』・『高校生の地理探究』、二宮書店『新編 地理探究』 高等学校用教科書です。学習には、上記外の高等学校向け地理教科書でも構いません。 文科省教科書目録:https://www.mext.go.jp/content/20240415-mxt_kyokasyo02-000035269_3r.pdf 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験(90%)の結果および授業への参加度(10%、外枠点・「参加度」は出席読み取り結果だけではありません※)により評価します。
※正当な理由のある欠席届等、学生証忘れ出席、クリッカー不提出・不正提出、不正な出席登録操作や長時間の不着席状態・不良な学習態度については、HUEナビ表示〇△×とは別に記録しています。 実務経験と授業との関連
備考
定期試験は参照不可で実施予定ですが、試験準備学習がしやすいよう事前学習箇所は明示します。
なお、出席に関する不正行為が発覚した場合は厳正に対処します。出席登録後、授業開始までのトイレ等の教室一時退室は、疑念を持たれないよう、必ず着席し、荷物を席に置いてから後にしてください。 |