シラバス情報

科目名
地域コンテンツ論
授業コード
25023
担当者名
井上 英之
副題
地域独自コンテンツ創出とマネタイズ展開
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類

授業内容
グローバル動画配信やインバウンドを機に、「マンガ」「アニメ」「J-POP」「食・グルメ」など世界的に強みを発揮し始めた日本のコンテンツは経産省が永年「クールジャパン」施策として旗を振る中、経団連が21世紀日本の主力産業への育成を宣言するなど今後の発展に大きな期待がかかります。そうした流れの中、地域においても、地域独自コンテンツ創出及びマネタイズ展開に挑戦することが求められる時代となりました。
本授業においてはそうしたトレンドや基本概念、キーワード等をさまざまな事例を通じて理解するとともに、自ら「地域を元気にするコンテンツ」及び「新しい広島のまちづくりとコンテンツ」に関する二つのレポート作成を通じて知識の定着、理解の深化、アイデアの醸成を図ります。
【典型的な授業の流れ】
①授業の冒頭:前回の出席カードに書き込まれた質問・感想等への回答 
②テスト回答・解説:確認テスト実施時の次回に実施
③講義
④本日の授業に関する感想・質問等記入
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
①コンテンツビジネスに関する現状を、キーワード等を用いて自分の言葉で説明できる。②地域のコンテンツに関して知識を深め、自らアイデアを考え出すことで、ビジネスモデルや背景、仕組みを理解する。
【身につく力】 「知識・理解 」 「論理的思考力・分析力」 「アイデア創出力」 「情報リテラシー」
授業計画
第1回 ガイダンス:日本全体のクールジャパンコンテンツと地域独自コンテンツの違いと可能性
第2回 地域のエンタメコンテンツ創出とマネタイズ展開(具体例ローカルVチューバ—×自治体連携等)
第3回 地域の食・グルメコンテンツ創出とマネタイズ展開(広島ブランド食材×インバウンド等)
第4回 その他さまざまな地域コンテンツ創出とマネタイズ展開(広島ものづくり企業×越境EC通販等)
第5回 マネタイズのベースとなるIP(知的財産権)の基礎知識
第6回 マネタイズのベースとなるIP(知的財産権)のビジネスへの応用
第7回 新しい広島のまちづくりとコンテンツの可能性と課題を理解する:スポーツ編
      (具体例.新駅ビル、ズムスタ、サカスタ、新アリーナ構想、その他)
第8回 新しい広島のまちづくりとコンテンツ可能性と課題を理解する:エンタメ編
        (具体例.音楽イベント、食・グルメイベント、ダンスイベント、その他)
第9回 新しい広島のまちづくりとコンテンツ可能性と課題を理解する:伝統文化編
        (具体例.広島神楽、広島盆栽、熊野筆 、その他)
第10回 ローカルコンテンツマーケティングの広がり
        (具体例瀬戸内.DMO、ローカルクラウドファンディング、推し活、その他)
第11回 私が考える「地域を元気にするコンテンツ」レポート作成と発表①
第12回 私が考える「地域を元気にするコンテンツ」レポート作成と発表②
第13回 私が考える「新しい広島のまちづくりとコンテンツ」レポート作成と発表①
第14回 私が考える「新しい広島のまちづくりとコンテンツ」レポート作成と発表②
第15回 総括・まとめ
関連科目
コンテンツビジネス論Ⅰ
準備学習等の指示
日頃から様々なコンテンツに接触し、特に地域のコンテンツに関しては注意を払い、興味を持って接するように心がけてください。復習をとくに推奨します。学習後一日最低30分以上は各種コンテンツに触れ、ターゲットや企画意図、ビジネスモデルについて考えるよう心掛けてください。
教科書
使用しません。必要に応じて教員が資料作成しデータをHUE NAVIにアップします。
参考文献
特になし
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
3つの評価ポイントで総合的に評価します。
①二つのレポート作成20%(10%×2)②定期試験60%、③授業参加度20%
実務経験と授業との関連
博覧会コンテンツ制作担当、エンタメIPプロモーション担当等の実務経験で得られた知見やノウハウを、教材や授業内の質疑応答等を通じて皆さんと共有を図ります。
備考
授業では、規律と集中、積極的参加を心がけてください。発言や質問の他、出席カードへの質問、感想、意見等の書き込みを歓迎します。成績評価の対象となる授業参加度加点対象とします。スマホ等の使用、私語は厳禁。授業参加度減点の対象とします。