シラバス情報

科目名
社会人基礎学力(計算)
授業コード
34003
担当者名
青谷 章弘
副題
就職能力検査SPI3の対策授業 主に計算力を問う分野を扱う
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類

授業内容
就職試験でしばしば利用されるSPI3能力テストの数理分野の対策を行います。割合、表の読み取り、速さ、集合などを扱います。経済学でも必要となる基礎的な計算力をつけたい人にも受講する価値があると思います。
授業は、配布するテキストと指定した問題集にそって進めます。テキストで基礎的な事項を説明したのち、問題集で演習に取り組みます。また、宿題を毎回課し、次週の授業で解答と解説を提示します。
毎回の授業の最後に小テストを実施し、次週の授業資料等で解説を提示します。第9回には,問題集の「練習問題」をもとに中間テストを行います。第15回にはSPI3能力テスト模試「就職能力試験」を実施します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
SPI3能力テストは出題される問題のパターンが決まっており、数理分野で4割程度得点すると大半の企業のボーダーに達するというデータがあります。そのためには、既知の基礎的な問題を必ず正解できるようになる必要があります。以上のことから、本講義の到達目標を以下のように設定します。
 ・既知の基礎的な問題で構成される中間テストで8割以上の得点を取る。
 ・SPI3能力テスト模試の数理分野で3割以上の得点を取る。
【身につく力】「知識・理解」「問題解決力」  
授業計画
第1回  ガイダンス、計算・数量のリテラシー
第2回  割合と比の計算
第3回  割合どうしの計算
第4回  損益計算・分割払い
第5回  料金割引・代金の精算
第6回  仕事算・水槽問題
第7回  表の読み取り問題
第8回  速さの計算
第9回  中間テスト
第10回  旅人算・流水算・通過算
第11回  集合(1)
第12回  集合(2)
第13回  資料解釈(1)〔情報の理解〕
第14回  資料解釈(2)〔グラフ資料と表資料〕
第15回  SPI3能力テスト模試「就職能力試験」の実施
関連科目
社会人基礎学力(論理)
社会人基礎学力(計算)と社会人基礎学力(論理)の2つの講義で、SPI3能力テストの試験範囲を網羅しています。片方だけでは約半分の範囲しかカバーできませんので、ぜひ両方履修してください。
準備学習等の指示
授業内容の理解と、記憶の定着のために復習を大切にして下さい。具体的には,毎回の宿題の問題を解いて下さい。宿題が難しいと感じる場合には授業で扱った問題の解き直しから始めて下さい。これらを丁寧に行えば30分以上かかると思います。授業についていけていないように感じる場合は予習をおすすめします。テキストで、次回の授業範囲の例題の問題文や解説を読んでおくと効果的です。
教科書
「SPI3 能力テスト対策 必出問題完全攻略」 (株)学研アソシエ
(上記の問題集に直接書き込みたくない人はノートを持参して下さい。)
また,初回に補助教材としてテキストを配布します。

参考文献
特にありません。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
中間テスト、SPI3能力テスト模試、毎回の小テスト、授業への参加度、自由提出のレポートから評価します。それぞれの内訳は以下の通りです。 
・中間テスト(30%):授業で取り組んだ基礎的な問題から出題します。授業内容の定着度を評価します。
・SPI3能力テスト模試(30%):業者作成の模試を受験します。問題集への取り組みを評価します。
・小テストの成績(40%):講義中に指定した問題の解答を計算過程も含めて作成してもらいます。参加度を評価します。
・出席回数が12回以上の場合,評価に加点します。
・授業プラスアルファで自学習したものをレポートとして提出した場合,評価に加点します。
実務経験と授業との関連
備考
授業中わからないことがあれば青谷に質問するか、近くの人に質問して下さい。わからないことをそのままにするのではなく、勇気を持って人に質問して下さい。授業中に隣の人とペアで問題を解く方針を話し合ったり、解き方を説明したりする場面を設定することがあります。その機会を通じて隣の人と仲良くなって、助け合える関係性を作ってほしいです。