教員名 : 神﨑 稔章
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科目名
金融論Ⅰ
授業コード
21027
担当者名
神﨑 稔章
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類
授業内容
この授業では、金融に関する基本的な仕組みについて学びます。金融の役割や貨幣の変遷と機能、景気や物価の動きと金融の関係を踏まえて、金融機関の機能や業態、さまざまな金融市場の存在と金融市場において決定する金利について学びます。本講義では、第2回の授業以降、各回の授業の終盤で知識の定着を目的とする復習問題を出題します。復習問題の解答と解説は次回の授業の冒頭で説明します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
【到達目標】
1.金融、貨幣、金融機関や金融市場、金利決定等の基礎的な知識や理論を学び、それらの用語や理論を説明できることを目標とします。 2.新聞やニュース及びデータ等から本講義に関連する内容を正しく理解し、自らの力で論理的に考察し分析できることを目標とします。 【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画
第 1回 イントロダクション:金融とは何か、金融の役割
第 2回 貨幣と金融機関 第 3回 金融と景気変動、物価 第 4回 金融業務(1)預金業務・貸出業務・為替や決済業務 第 5回 金融業務(2)金融商品の販売業務・信託業務・証券業務 第 6回 金融業務(3)金融機関の収益 第 7回 金融機関の種類(1)金融機関とは・日本銀行・銀行 第 8回 金融機関の種類(2)証券市場に関連する金融機関・保険会社 第 9回 金融機関の種類(3)その他の金融機関 第10回 金利と金融市場(1)金利、利回りと金融市場の分類 第11回 金利と金融市場(2)様々な金融市場と金利 第12回 資金循環と金融構造の変化 第13回 企業金融 第14回 個人向け金融 第15回 決済システム 関連科目
この科目は金融論の初歩科目です。この科目をより深く学びたい方は金融論Ⅱを履修するとよいでしょう。また金融論Ⅱの他に、金融システム論、金融政策論、国際金融論も関連科目です。
準備学習等の指示
各回の授業前に授業で指示したテキストの該当範囲を読んでおきましょう。毎回60分程度は事前学習や事後学習に費やしましょう。
教科書
中島真志・島村髙嘉『金融読本』東洋経済新報社、2023年、2,640円
また、テキストを補助するレジュメは適宜配布します。 参考文献
家森信善『金融論(第4版)【ベーシック+】』中央経済社、2025年
鎌田康一郎『金融論 Theory & Practice (ライブラリ 現代経済学へのいざない 3)』新世社、2022年 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験70%、復習問題30%によって総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
備考
・私語は厳禁です。集中して授業を受けましょう。
・レジュメはポータルに掲示します。復習問題は提出して頂きます。PCを持参してください。 ・金融に関するニュース等に関心をもち、また当該科目との関わりについても考えてみましょう。 |