ゼミⅠ メ（山田哲敬）

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山田　哲敬

地域社会におけるジャーナリズム研究と実践

4.00単位

3年

【授業概要】
・ジャーナリズムは「表現の自由を使って国民の知る権利に奉仕」することです。社会がかかえる病根を指摘したり、人々が幸せになるために議論の場をつくったりする大切な役割を担っています。

・このゼミでは、ジャーナリズムの考え方を学んだうえで、地域社会が抱える課題をリサーチします。さらに「ドキュメンタリー制作」によって、その課題の真相を掘り起こしていきます。

・テレビのドキュメンタリー制作と同じ方法で、ビデオカメラを使って、私たちのそばにある問題を見つめ、こつこつと取材して、作品を仕上げていきます。完成作品は、地方の時代映像祭や東京ビデオフェスティバルなど各コンクールに出品します。

・ドキュメンタリー制作に取り組んだ先輩たちは、卒論で次のように語っています。
　「ドキュメンタリーとは、現実の人間と向きあうことが求められます。インターネットで調べるより、本や新聞を読み、人に話を聞いて事実を学ばなければいけない」
　「ドキュメンタリー制作には、社会問題に触れ、人と触れ合い、仲間同士で一つの目標に向かって進むという、人間を成長させるすべての要素がある…」

・3年次には、ジャーナリズムの研究と実践を並行して行う中で、放送局と新聞社で研修を行い、ビジネスとしてのジャーナリズムを学びます。4年次では、3年次での学びを通して見つけたテーマについて、研究を深めていきます。

【授業計画】
＜前期＞テーマをみつけてドキュメンタリー制作します
第1回　ガイダンス（ゼミの目標とゴール）
第2回　企画会議①地域課題のリサーチ
第3回　企画会議②プレゼン　テーマと企画案
第4回　企画の決定　取材対象者にコンタクト　
第5回　取材前の構成表作成
第6回　撮影（ロケ・プレビュー・荒編）
第7回　撮影（ロケ・プレビュー・荒編）
第8回　編集構成表の作成
第9回　編集（白完）
第10回　編集（ナレーション・テロップ・ＢＧＭ付け）
第11回　完成作品と発表　相互批評　
第12回　ワークショップ（放送局報道制作現場研修）
第13回　ワークショップ（中国新聞社　編集局研修）
第14回　就活を前に業界研究①
第15回　就活を前に業界研究②

＜後期＞４年時の研究テーマを見つけだします
第16回　ガイダンス（映像コンテストへの出品）
第17回　追加撮影（ロケ・プレビュー・荒編）
第18回　追加撮影（ロケ・プレビュー・荒編）
第19回     編集構成表の作成
第20回　編集（テロップなどが入っていない白完）
第21回　編集（白完のプレビュー・修正）
第22回     編集（ナレーション・テロップ・ＢＧＭ付け）
第23回　完成作品と発表　相互批評　
第24回　映像コンテストへの応募
第25回　卒業研究テーマの調査と議論
第26回　卒業論文作成計画書について
第27回　卒業研究テーマの設定①　発表と相互批評
第28回　卒業研究テーマの設定②　発表と相互批評
第29回　卒業研究テーマの設定③　発表と相互批評　
第30回　まとめ（春休みの課題）


（準備学習などの指示）
・ドキュメンタリー制作は、グループごとにテーマを決めて、大学の外で取材します。リアルな取材ですので、相手の都合、天候などにより、授業時間外（土日や休日も含む）の取材・編集があります。
・ドキュメンタリー番組（例：ＮＮＮドキュメント、テレメンタリーなど）をみることを心がけましょう。

（到達目標）
・ドキュメンタリー制作を実践することにより、以下の4つの「力」の向上を目指します。
　①テーマを選ぶ視点（洞察力）
　②問題の背景を認識して、個別の対象を探す力
　③対象者に寄り添う力
　④公正に、誠実に事実と向き合い、謙虚に真実を表現する力

【身につく力】「コミュニケーション能力」「問題解決力」「協同して成し遂げる力」

（教科書）
・テキストは使用しませんが、都度、レジュメや資料を配布予定です。
（参考文献）
大脇三千代（2012）『社会の今をみつめてーTVドキュメンタリーをつくる』　岩波ジュニア新書
神保哲生（2006）『ビデオジャーナリズム　カメラを持って世界に飛び出そう』　明石書店
藤田真文（2016）『メディアの卒論　テーマ・方法・実際［第2版］』　ミネルヴァ書房
山登義明（2016）『ドキュメンタリーをつくる　2.0−スマホ時代の映像制作』　太洋社

・親睦会、合宿、他大学との交流、コンテスト参加、就職支援など

・授業への参加度、グループワークへの貢献度、作品発表、研究内容などによる総合評価とします。
　　※ゼミ活動への積極的な参加が評価の中心です。

【選考方法】
・面接（対面）
【日時】
・第1次：11/20‐22、11/25-26
・第2次：12/9-12
・第3次：12/23-25
【場所】
・研究室（3号館413号室）

　※自己ＰＲや志望動機で、ゼミへの参加意欲を見ます。
　※クイックレスポンスのできる方、できない言い訳をしない方を希望します。

・ゼミに主体的に・前向きに参加できること
・無断で遅刻や欠席をしないこと
・ルールやマナーを守れること

・研究室：3号館4階　413号室
・メール：tt-yama@hue.ac.jp