教員名 : 尾方 剛
教員名 : 小笠 喜徳
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科目名
広島スポーツ入門
授業コード
26002
担当者名
尾方 剛、小笠 喜徳
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類
授業内容
カープやサンフレッチェ、ドラゴンフライズ…。広島の大学でスポーツやメディアについて学ぶ皆さんは、国内のトップチームが広島にはたくさんあることに気付くはずです。プロだけではありません。バレーボールの広島サンダーズ、ホッケー女子のコカ・コーラレッドスパークスなど、2024年秋現在、広島にプロ・アマ計約30もの国内トップチームが拠点を置いています。個人競技でもオリンピックレベルのアスリートが多数います。同規模他都市と比較しても突出した多さです。
なぜ広島にこれほど多くの強豪チーム・有力選手がそろうのか。歴史的、地勢的な理由を紹介します。また、それぞれのチームにはどんな歴史や背景があり、マネジメントはどうやっているのか。チームの幹部やスタッフを招いて直接その秘密を伺い、スポーツが地域に与える影響と効果について考えます。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
本講義では、広島のスポーツチーム・個人について、多くの事例を交えて学びます。これを通じて広島の地域社会とスポーツの深い結びつき、さらには地域文化としての広島のスポーツ環境についての知識習得を目指し、理解を深めます。
【身につく力】 「知識・理解」、「論理的思考力・分析力」、「問題解決力」 授業計画
【授業計画】
【第1部】広島のスポーツ史 第1回 オリエンテーション(講義ガイド。スポーツ資源の集積と広島) 第2回 広島スポーツ史①呉海軍工廠、広島高等師範、広島一中などによる戦前の隆盛 第3回 広島スポーツ史②被爆後の復興。カープとともに(なぜカープに熱狂するのか) 第4回 広島スポーツ史③アマトップチームはなぜ増加したのか(地理的要因、実業団スポーツの広がり) 第5回 広島スポーツ史④サンフレッチェ、ドラゴンフライズの登場(カープを追い、共存目指す) 第6回 広島スポーツ史⑤広島スポーツの未来(新アリーナ構想や少子化などから考える) +前半まとめ(レポート課題) 【第2部】広島スポーツの今(プロ、アマ、アスリート、行政から聞く) 第 7回 広島のプロ&アマチーム、個人の基礎知識(トップチームの現在位置) 第 8回 カープ関係者(OBなど)に聞く「リアルなカープ」 第 9回 サンフレッチェ広島幹部に聞く「リアルなサンフレ」 第10回 広島ドラゴンフライズ幹部に聞く「リアルなドラフラ」 第11回 バレーボールSVリーグ広島サンダーズ幹部に聞く「実業団からプロへ」 第12回 アマチュアトップチームの運営と現状(ハンドボール女子リーグHイズミ、ホッケー女子コカ・コーラレッドスパークス、陸上長距離中国電力などを想定) 第13回 トップアスリートが語る広島のスポーツ環境(個人競技のトップ選手を予定)に聞く 第14回 スポーツ統括団体による広島とスポーツの解説(行政、競技横断団体など) 第15回 まとめ・最終レポート ※内容や順番はゲストの都合により変更される可能性があります。 関連科目
地域スポーツ論、スポーツジャーナリズム論、スポーツメディア論、スポーツビジネス演習ⅠⅡ、プロスポーツ経営戦略論、スポーツマーケティング論
準備学習等の指示
原則として毎回、HUENAVIを利用して授業資料を配布します。要点を把握し知識として整理してください。ゲスト登壇時は対象チームの歴史や現状、選手の実績などを調べ、積極的に質問が出せるように備えてください。
教科書
特になし(適宜資料を配布します)
参考文献
金桝晴海(1979年)「広島スポーツ100年」(中国新聞社)、中国新聞運動部編(2021年)「カープ70人の証言」(中国新聞社、ザ・メディアジョン)、中野和也(2013)「サンフレッチェ情熱史」(ソル・メディア)、藤田倫史(2020)「逆境をはねかえす 広島型スポーツマネジメント学」(晃洋書房)。
その他、適宜、関連文献を紹介します。 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
授業参加度で判断します。出席、課題提出、不定期の小テスト、レポート、授業態度などから総合的に判断します。教員やゲストへの積極的な質問は加点、居眠りなど授業態度の悪い場合は減点もあります。6回以上の欠席者は評価対象から除外します。定期試験は実施しません。
実務経験と授業との関連
科目担当者の小笠喜徳は中国新聞社でスポーツを幅広く取材し、運動部長、映像部長を歴任。尾方剛はマラソンランナーとして2005年世界選手権銅メダル、2008年北京五輪代表。ともに広島の各スポーツに詳しく広い人脈も持っています。
備考
【★重要★】
この授業はゲストをお招きします。お忙しい中、わざわざ時間を割いていただくゲストの方をリスペクトするのは当然です。あいさつや脱帽、ノートテイクは必ず行い、居眠りやスマホいじりは厳禁です。こうした授業ルールを守れない方の履修はお断ります。 |