シラバス情報

科目名
情報化技術
授業コード
33011
担当者名
土山 ゆかり
単位数
4.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類

授業内容
本授業では、「ITパスポート試験」の合格を目指し、テクノロジ系(IT技術に関する分野)の基礎理論、用語、概念などの基礎知識、ビジネスへの応用に関する基本的な事項を学習します。
要点をまとめたプリントを使った解説や事例紹介、問題演習を通じ、「ITパスポート試験」の目指す技術水準である「職業人として情報機器およびシステムの把握や、担当業務の遂行及びシステム化を推進するために必要な知識」を身につけます。
授業ではパソコン操作の機会はほぼ無く、基本的に座学の授業になります。単元テスト、模擬テストの際は必携パソコンを持参してください。
【重要】今年度から、パソコン教室の学内パソコン(据え付けのパソコン)が撤去されています。テストの際に必携パソコンを忘れたり、バッテリー切れで使えなくなった場合は、パソコンやモバイルバッテリーの貸出し(有料)を利用してください。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
情報化推進に必要な、コンピュータテクノロジの基礎理論、装置・技術の特徴や機能に関する知識を理解し、説明できるようになることを目標とします。
情報資産の保護やセキュリティに関する法律、技術に関する基礎知識を理解し、説明できるようになることを目標とします。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「情報リテラシー」
授業計画
《テクノロジ系》
第1回 基礎理論 基礎理論/離散数学 数と表現、集合
第2回 基礎理論 基礎理論/応用数学 確率、統計
第3回 基礎理論 基礎理論/情報に関する理論、AI
第4回 基礎理論 アルゴリズムとプログラミング/データ構造
第5回 基礎理論 アルゴリズムとプログラミング/アルゴリズム、プログラム言語
第6回 第7章の総括と単元テスト1
第7回 単元テスト1のヒント解説と再提出、模擬テスト1
第8回 コンピュータシステム コンピュータ構成要素/プロセッサ、記憶装置
第9回 コンピュータシステム コンピュータ構成要素/入出力デバイス
第10回 コンピュータシステム システム構成要素/システムの構成、システムの性能評価
第11回 コンピュータシステム ソフトウェア/OS、ファイル管理
第12回 コンピュータシステム ソフトウェア/オフィスツール、OSS ハードウェア
第13回 第8章の総括と単元テスト2
第14回 単元テスト2のヒント解説と再提出、模擬テスト2
第15回 技術要素 情報デザイン/ヒューマンインタフェース、インタフェース設計 情報メディア/マルチメディア技術、応用
第16回 技術要素 データベース/データベース方式、データベース設計
第17回 技術要素 データベース/データ操作、トランザクション処理
第18回 技術要素 ネットワーク/ネットワーク方式 ネットワークの形態、構成要素、IoTネットワーク
第19回 技術要素 ネットワーク/ネットワーク方式 通信プロトコル、ネットワーク応用
第20回 第9章(前半)の総括と単元テスト3
第21回 単元テスト3のヒント解説と再提出、模擬テスト3
第22回 技術要素 セキュリティ/情報セキュリティ
第23回 技術要素 セキュリティ/情報セキュリティ管理
第24回 技術要素 セキュリティ/情報セキュリティ対策・実装技術 人的セキュリティ対策・技術的セキュリティ対策の種類
第25回 技術要素 セキュリティ/情報セキュリティ対策・実装技術 技術的セキュリティ対策の種類(漸弱性管理〜)
第26回 技術要素 セキュリティ/情報セキュリティ対策・実装技術 物理的セキュリティ対策の種類、利用者認証の技術
第27回 技術要素 暗号化、認証技術、IoTシステム・IoT機器のセキュリティ
第28回 表計算 表計算ソフトの概要、式、関数の利用 
第29回 第9章(後半)、第10章の総括と単元テスト4
第30回 単元テスト4のヒント解説と再提出、模擬テスト4

※授業の進捗によって、内容が前後する場合があります。
関連科目
本授業と前期「IT戦略とマネージメント」を履修することで、「ITパスポート試験」の全3分野(ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系)が学習できます。(前後期で同じテキストを使用します。)
履修する順序はどちらが先でも問題ありませんが、履修年度が変わるとテキストの版が改定され、別のテキストになる場合があります。
準備学習等の指示
「ITパスポート試験」等の情報処理資格について、以下のサイト等で内容を確認しておきましょう。
情報処理推進機構:https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html
毎回の授業後30分以上の復習を行い、分からないところは授業や[Q&A]で質問して解決してください。
「ITパスポート試験」を受験する際は、過去問題プログラムを使って繰り返し問題を解いたり解説を読んで試験に備えましょう。
教科書
『よくわかるマスター 令和6-7年度版 ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集』FOM出版
※紙のテキストを購入する場合は、丸善ブックセンターのオンライン販売を利用してください。電子書籍を購入する場合は、以下のサイトに記載されている電子書籍の取り扱いサイトから購入してください。
https://www.fom.fujitsu.com/goods/itpass/fpt2315.html
参考文献
『令和07年【上期】ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集』技術評論社
https://gihyo.jp/book/2024/978-4-297-14544-6
『【令和7年度】 いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集』SBクリエイティブ
https://www.sbcr.jp/product/4815629380/
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
●小テスト:毎回、授業の終わりに過去問題を出題し、理解度を測ります。問題文の表現に慣れて読み解けるようになりましょう。次回の授業で解説します。
●単元テスト:単元の節目に4回実施します。用語問題や計算問題を出題し、知識の確認と定着を図ります。次回の授業でヒント解説を行い、再提出を受け付けます。
●模擬テスト:授業期間中に3回〜5回実施します。(授業の進捗に併せて決定。)テキスト付属の過去問題プログラムを使用します。CBT方式の画面操作に慣れて、ミス無く効率よく回答できるようになりましょう。
《成績評価割合》小テスト:20%、単元テスト:70%、模擬テスト:10%
実務経験と授業との関連
メーカー系のソフトウェア企業で販売会社・顧客サポート業務に従事し、様々な業種のシステム提案から運用支援までの経験があります。現在は、大学の授業の他、企業研修や職業訓練の講師を務め、現場の問題解決に役立つ講義を行っています。授業では具体的な事例を交えながら、ITについて分かりやすく解説します。
備考
「ITパスポート試験」の申込・受験は各自で行っていただきます。ご不明な点はお問い合わせください。
授業で分からないことは、いつでも質問してください。授業時間外に質問や連絡、相談のある方は、HUE NAVIクラスプロファイル[Q&A]を利用してください。
テスト中に必携パソコンの充電が切れないよう、ACアダプタまたはモバイルバッテリーの携帯を推奨します。