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 教員名 : 神﨑 稔章 
 | 科目名 金融論Ⅱ 授業コード 21028 担当者名 神﨑 稔章 単位数 2.00単位 配当年次 2年 開講学期 2025年度後期 教職免許種類 授業内容 この授業では、金融論Ⅰを踏まえた上で、金融のデジタル化やフィンテック、暗号資産、デリバティブや証券化等、金融革新の進展を学びます。また、中央銀行が行う伝統的金融政策や非伝統的金融政策、様々なリスクを持つ金融機関ができるだけ出ないようにするとともに破綻が金融システム全体に繋がらないようにするプルーデンス政策を学びます。加えて、国際的な金融活動に焦点を当てた国際金融を概説します。本講義では、第2回の授業以降、各回授業の終盤で知識の定着を目的とする復習問題を出題します。復習問題の解答と解説は次回の授業の冒頭で説明します。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連 【到達目標】 1.金融革新や金融政策、国際金融に関する基礎的な知識や理論を学び、それらの用語や理論を説明できることを目標とします。 2.新聞やニュース及びデータ等から本講義に関連する内容を正しく理解し、自らの力で論理的に考察し分析できることを目標とします。 【身につく力】 「知識・理解」「論理的思考力・分析力」 授業計画 第 1回  イントロダクション:金融論Ⅰの復習 第 2回 金融革新の進展(1)金融のデジタル化・フィンテック 第 3回 金融革新の進展(2)仮想通貨・ブロックチェーン・中央銀行デジタル通貨 第 4回 金融革新の進展(3)デリバティブ(先物取引やスワップ取引) 第 5回 金融革新の進展(4)デリバティブ(オプション取引)・証券化 第 6回 金融政策(1)金融政策とは何か・金融政策の手段と波及メカニズム 第 7回 金融政策(2)金融政策のルールと裁量・伝統的金融政策と非伝統的金融政策 第 8回 金融政策(3)金融政策運営上の注目点・海外中央銀行の金融政策 第 9回 プルーデンス政策(1)金融機関が抱えるリスク 第10回 プルーデンス政策(2)プルーデンス政策の分類 第11回 プルーデンス政策(3)プルーデンス政策運営上の論点 第12回 国際金融を学ぶ(1)国際収支とその動き 第13回 国際金融を学ぶ(2)外国為替市場・外国為替相場 第14回 国際金融を学ぶ(3)為替レートの決定理論 第15回 国際金融を学ぶ(4)固定相場制度と変動相場制・為替介入 関連科目 本科目を履修するにあたっては、あらかじめ金融論Ⅰ、マクロ経済学基礎Ⅰを履修しておくことが望ましいです。また、金融システム論や金融政策論、国際金融論もこの科目の関連科目です。 準備学習等の指示 各回の授業前に授業で指示したテキストの該当範囲を読んでおきましょう。毎回60分程度は事前学習や事後学習に費やしましょう。 教科書 中島真志・島村髙嘉『金融読本』東洋経済新報社、2023年、2,640円 また、テキストを補助するレジュメは適宜配布します。 参考文献 家森信善『金融論(第4版)【ベーシック+】』中央経済社、2025年 鎌田康一郎『金融論 Theory & Practice (ライブラリ 現代経済学へのいざない 3)』新世社、2022年 定期試験の実施 定期試験を実施します。 成績評価の方法 定期試験70%、復習問題30%によって総合評価します。 実務経験と授業との関連 備考 ・私語は厳禁です。集中して授業を受けましょう。 ・レジュメはポータルに掲示します。復習問題は提出して頂きます。PCを持参してください。 ・金融に関するニュース等に関心をもち、また当該科目との関わりについても考えてみましょう。 |