教員名 : 後藤 心平
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科目名
メディア・リテラシー
授業コード
25029
担当者名
後藤 心平
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類
授業内容
※この授業はアクティブラーニング(学生自らの思考を促す能動的な学習)型です
メディア・リテラシーを一言で説明するならば、メディアから発信される情報に対して冷静に思考して解釈する受け手としての能力と、メディアを用いて上手に表現するための送り手としての能力といえます。それらの能力は、生活のみならず、仕事においても必要とされる能力です。伝統的なメディア(新聞やテレビなど)とインターネットメディア(SNSを含む)が引き起こす問題に対して、どのように考えればよいのか、メディア社会を生きる上で必要な、重要な学びになります。この授業は、メディア・リテラシーの歴史的背景を知ることを通してメディア・リテラシーの基礎的な理論を学ぶ座学、そして、自らのメディア・リテラシーを向上させるための実践的な活動で構成されます。実践的な活動では、メディア・リテラシーの基礎的な能力である「メディア特性の理解」を促進させることを目的として、取材・記事執筆に取り組みます。※適宜、その日の授業や次の授業に関するレポートを提出してもらいます 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業ではメディア・リテラシーの基礎を学びます。具体的には、実際に情報の送り手を体験(取材・記事執筆)することを通してメディア・リテラシー(とりわけメディア特性の理解)を身に着けます。また、教員や他の学生の考えを共有することにより多様な視点を養います。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」「コミュニケーション能力」 授業計画
第1回:本授業の概要
第2回:メディア・リテラシーとは? 第3回:メディア特性の理解(1)テレビ 第4回:メディア特性の理解(2)新聞 第5回:メディア特性の理解(3)インターネット 第6回:メディア特性の理解(4)SNS 第7回:ニュース現場の最前線(ゲスト講師) 第8回:【実践】記事比較で学ぶメディア・リテラシー 第9回:メディアにおける表象 第10回:フェイクニュース 第11回:【実践】メディア特性の理解のための取材・記事執筆ワークショップ(1)5W1Hを学ぶ 第12回:【実践】メディア特性の理解のための取材・記事執筆ワークショップ(2)取材 第13回:【実践】メディア特性の理解のための取材・記事執筆ワークショップ(3)記事執筆 第14回:【実践】メディア特性の理解のための取材・記事執筆ワークショップ(4)振り返り 第15回:本講義のまとめと定期試験について 関連科目
メディア論、映像メディア論、映像制作基礎、広告論、現代マスメディア論
準備学習等の指示
毎授業の最後に、次回の授業内容について触れ、それに関する予習を課します。要する時間は30分〜60分です。
教科書
教科書はありませんが、ワークシートや資料を授業で配布します。
参考文献
世界は切り取られてできている メディア・リテラシーを身につける本/中橋雄・後藤心平ほか、NHK出版、定価2,200円
メディアリテラシーを学ぶ(大学生の学びをつくる)/坂本旬、大月書店、定価2,420円 メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む /坂本旬・山脇岳志、時事通信出版局、定価2,750円 メディア・リテラシー論 ソーシャルメディア時代のメディア教育/中橋雄、北樹出版、定価2,420円 定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
(1)メディア特性の理解のための取材・記事執筆における成果物と振り返り〔40%〕
(2)定期試験〔60%〕 ※出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合には、定期試験の受験を認めません 実務経験と授業との関連
放送業界での25年の実務経験を活かし、ラジオ、テレビといった放送メディアがどのように情報を発信しているのか、実際の送り手側の視点を交えて解説します。
備考
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