教員名 : 山根 尚子
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科目名
広報誌制作
授業コード
25040
担当者名
山根 尚子
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類
授業内容
授業の前半では雑誌編集・出版業界の歴史や仕組みについて解説し、広報誌を含む本作りの魅力や課題を話し合います。中盤から後半は、実際に編集を行う時の考え方などを学んだ後、プレスリリースの制作やインタビューの構成を実践。そして「広島経済大学を紹介する広報誌」というテーマで、皆さんに実際に広報誌の企画・構成を考えて貰います。最終的にプレゼン大会を行い、授業参加者が一番読みたいと思った広報誌を決定します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この講義の受講を通じて広島の出版文化や出版ビジネスの仕組みについて広く学んだあと、広報誌や雑誌の編集の要である企画の部分を体験できます。
【身につく力】「知識・理解」「斬新な発想をする力」「プレゼンテーション能力」 授業計画
【イントロダクション】 第1回 イントロダクション…自己紹介・広島の出版業界の状況などについて。 第2回 雑誌編集の歴史と役割…タウン情報誌が果たしてきた役割と編集方針の変化を振り返る。 第3回 個人出版…出版の仕組み、出版にまつわる仕事の説明/個人出版のやり方を考える。 【編集とは何か】 第4回 編集とは何か…雑誌や広報誌を制作する際に知っておくべき編集の概念について。 第5回 プレスリリースを書く…催しをWEBニュースなどで掲載するためのプレスリリースを執筆。 第6回 前回作成したプレスリリースを各自発表。投票で最も面白いリリースを選ぶ。 第7回 インタビューの編集…文字起こしされた「広島経済大学」に関するインタビュー原稿を素材に、 記事として短く編集する。 第8回 編集記事の発表…前回作成した記事の発表と相互評価。 【広報誌の考え方】 第9回 広報誌の役割と作り方…実在する広報誌を題材にその要素を分解し、それぞれの冊子の 役割を協議。1冊の冊子を作るための要素を考える。 第10回 過去作成したインタビュー記事使用を前提に、「広島経済大学」の広報誌企画を考える。 【具体的な広報誌企画づくり】 第11回 広報誌の全体的な構成を考える。(総P数、サイズ、カラー、WEBとの連動など展開の 仕方も含め) 第12回 考えた企画を元に、取材場所や取材内容を固める。 第13回 見せ方を考えてサムネイルを描いてみる。 第14回 考えた内容がみんなに伝わるようなプレゼン資料を作ってみる。 第15回 発表(模擬編集会議)。 (注)授業の内容および順序等は変更する場合もあります 関連科目
出版メディア論、広告論、コピーライティング実践講座
準備学習等の指示
普段みなさんは、広報誌や雑誌にあまり接していないかもしれません。
しかし、この授業に際しては意識して広報誌・雑誌や出版物に接触し、特に雑誌に関しては興味を持つようにしてください。一日最低30分以上は広報誌・雑誌に接し、ターゲットや企画意図を考えるようにしてください。 教科書
使用しません。必要に応じて資料等のプリントを配付します。
参考文献
『アイデア』誠文堂新光社、
『デザインのひきだし』グラフィック社、 『タウン情報ひろしま』アドプレックス、などの実在する広報誌・雑誌 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
(1)授業への参加度・授業内での質問回数・毎回の感想カード:60%
(2)企画内容及びプレゼンテーション:40% 実務経験と授業との関連
現職の編集者で、月刊地域情報誌の編集を20年以上経験しています。書籍やリーフレットなどの制作実績と知見を活かし、出版や雑誌・広報をめぐる様々な職業や歴史、メディアとしての出版ビジネスの現在について紹介します。
備考
受講の心得:受講中の私語・飲食は禁止です。他の学生の邪魔となる行為は控えてください。
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