シラバス情報

科目名
プレゼミ 済・営(柴田佳祐)
授業コード
41266
担当者名
柴田 佳祐
授業題目
戦争と平和について考える
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年

授業概要・授業計画
【授業概要】
昔むかしある人物は、「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ(Si vis pacem, para bellum)」と言いました。これは一体どういうことでしょうか? 現代において、平和は何よりも尊いものであると(ほぼ)誰もが考えていますが、その平和について知ろうと思えば戦争についても同様に知らねばなりません。このことは、もし病気を治したいのであれば、その病気の原因を特定しなければならないのに似ています。それでは、なぜ戦争は起こるのでしょうか? どのようにすれば平和は実現できるのでしょうか?  このゼミでは、戦争と平和の問題について、「国際政治学・国際関係論・外交史」などの分野の学術的な研究成果を参照しながら学習します。そのために、まずは入門書を読むことで基本的な知識から徐々に学んでいきます。その後、少しだけ発展的な内容として学術論文の読解・報告・ディスカッションも行う予定です。

【身につく力】
単に本を読むだけでなく、本の内容をまとめて20分程度で報告(プレゼン)することで、読解力・要約力・文章作成力・伝達力といった基礎的スキルを身につけることを目指します。これらの技能は3年次から始まるゼミの専門的な学習・研究の基礎となる能力です。また、報告内容に基づいて全員で議論することで、コミュニケーション能力が高まります。プレゼミを通じて獲得するこれらの能力は、就職活動や大学卒業後にも役に立つものです。

【授業の進め方】
授業は次のような方法で行われます。
①授業までに教科書の指定箇所を各自で読みます(いわゆる予習が全員必須)。
②授業当日は担当の学生が文献の内容についてプレゼンします。
③プレゼンの内容を踏まえ、疑問点や関連する話題について全員でディスカッションを行います。

【授業内容】
第1回 ガイダンス
- プレゼミの概要説明、自己紹介、講読する文献・報告の分担・順番を決定する
第2回 レジュメ作成と報告の方法
- レジュメ(報告資料)の作り方と報告(プレゼン)の仕方について解説する
第3回 文献講読とディスカッション
- 教科書の指定箇所の内容を担当者がプレゼンし、疑問点などについて全員で議論する
第4回 文献講読とディスカッション
- 上に同じ
第5回 文献講読とディスカッション
- 上に同じ
第6回 文献講読とディスカッション
- 上に同じ
第7回 文献講読とディスカッション
- 上に同じ
第8回 文献講読とディスカッション
- 上に同じ
第9回 論文読解の方法
- 学術論文の読み方について解説します
第10回 論文講読とディスカッション
- 論文の内容を担当者がプレゼンし、疑問点などについて全員で議論する
第11回 論文講読とディスカッション
- 上に同じ
第12回 論文講読とディスカッション
- 上に同じ
第13回 個人発表と質疑応答①
- 戦争と平和に関する問題について各自が興味のあるテーマに焦点を当てて発表する
第14回 個人発表と質疑応答②
- 上に同じ
第15回 個人発表と質疑応答③
- 上に同じ

※第2回から第15回までの内容は、講読する文献に応じて多少前後する可能性があります。
教科書
現時点での教科書・教材の候補は下記の通りです。受講者の希望を聞きながら初回の授業終了時までに決めたいと思います。
  • 高坂正堯『国際政治––恐怖と希望 改版』(中公新書)中央公論新社、2017年。
  • 多湖淳『戦争とは何か––国際政治学の挑戦』(中公新書)中央公論論新社、2020年。
  • 千々和泰明『戦争はいかに終結したか––二度の大戦からベトナム、イラクまで』中央公論新社、2021年。

2回目の授業までに、大学のブックセンターや近所の書店、Amazonなどで各自調達してもらうことになります。
どの本も定価は1000円前後です。
活動予定
食事会等を企画したいと考えています。希望があればゼミ対抗スポーツ大会への参加も考えています。
その他に活動したいことがあれば遠慮なく提案してください。私も含めゼミのみんなで相談して一緒に決めましょう。
成績評価の方法
議論への貢献度(50%)、報告の内容・完成度(50%)により、総合的に評価します。

選考方法
【研究室自由訪問】
研究室自由訪問期間(5/9-5/19)に3号館3階303研究室に来てください。
研究室自由訪問をしなくても選考に申し込むことができます。

【事前申込み】
メール(宛先はks-shiba@hue.ac.jp)に必要事項を記し、「登録希望願」を添付して送信してください。選考日時を折り返し連絡します。
希望者は、それぞれのメール送信期限までに必ず次の内容についてメールを送ってください。

件名:プレゼミ選考
本文:①学籍番号、②学生氏名、③希望する面接日時(第3希望まで書いてください)
※面接希望日時は下記の日時から選択してください。

【第1次選考期間】
場所:3号館3階303号室(柴田研究室)
日時:5月21日(水)3時限、4時限
   5月22日(木)2時限、3時限
   5月23日(金)3時限、4時限
メール送信期限は、5月19日(月)17時までです。

【第2次選考期間】
場所:3号館3階303号室(柴田研究室)
日時:6月9日(月)2時限、3限目
   6月11日(水)3限目、4限目
   6月12日(木)2時限、3限目
メール送信期限は、6月8日(日)17時までです。

【第3次選考期間】
場所:3号館3階303号室(柴田研究室)
日時:6月23日(月)2時限、3時限
   6月25日(水)3限目、4時限
メール送信期限は、6月22日(日)17時までです。

※履修の都合で上記に指定している日時に面接を受けることができない場合には、その旨と可能な日時をメールに記載してください。

【選考方法】
選考方法:面接(対面)により選考します(所要時間は20〜30分程度だと思っておいてください)。
連絡された選考日時に、3号館3階303研究室に来てください。
選考基準:面接でのやり取り、事前申込のときにメールで提出された「登録希望届」の内容に基づき選考を行ないます。
履修条件
無断欠席、遅刻をしない学生、ゼミに主体的、前向きに参加する学生を歓迎します。
オフィスアワー
月曜3限(13:00〜14:30)です。この時間に訪問するときには、事前連絡は不要です。
オフィスアワー以外の時間帯に訪問するときには、メール(ks-shiba@hue.ac.jp)に、①氏名、②学籍番号、③希望する日時を書いてアポイントメントをとってください。