シラバス情報

科目名
文章表現演習・発展 b
授業コード
12033
担当者名
三根 直美
副題
社会で活躍できる文章力養成講座
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類

授業内容
この科目では、必修科目「日本語文章表現」の内容を少し発展させた内容を学びます。「文章読解・作成能力検定」の3級、準2級、2級のレベルに沿って復習や確認、練習を繰り返しながら文章表現力や論理的思考力を無理なく簡単に身につけていくことができます。
また、到達目標とする「文章読解・作成能力検定」2級は、社会人として多くの企業が求めている能力でもあり、履歴書に記入することができる資格です。
具体的には、レポートの構成を読み取る、実務的な文章を要約する、手紙文や論説文を書く能力を伸ばすことができます。
手紙文や論説文を書く力が必要なことは分かっているが苦手だという人も、この授業で分析的に理解し、添削指導を受けることで上達を図ります。
また、毎回行う漢字テストでも、解答と解説を通じて語彙の理解を深めます。
授業で取り組んだ課題ならびに宿題は、添削・評価の上、返却・解説をします。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
社会で活躍できる基本的な文章表現力を身につけます。また、「文章読解・作成能力検定」2級合格程度の文章力を獲得するのが目標です。
【身につく力】「知識・理解」「プレゼンテーション能力」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 ガイダンス 基本事項の確認
第2回    語彙・文法の基礎固め:文章検準2級の内容確認
第3回    レポート・文章読解・要約(1):基礎的問題に取り組む
第4回    論説文(1):出題の意図を捉えて書く
第5回    練習問題(1):過去間に挑戦
第6回    論説文(2):意見交流と論説文のレベルアップ
第7回    手紙文(1):基礎(常識・敬語)の確認と応用
第8回    手紙文(2):手紙作成の状況理解と注意点
第9回    練習問題(2):全範囲の振り返りと課題確認
第10回    レポー ト・文章読解・要約(2):発展的問題に取り組む
第11回    論説文(3):論題への視野を広げる
第12回    論説文(4):相互批評と再検討、改訂版論説文の作成
第13回    練習問題(3):学習の振り返りと手紙文の見直し
第14回    まとめと最終試験
第15回    答案の返却と試験の解説:今後の学習課題の確認
関連科目
ビジネス日本語演習、文章読解法、文芸創作実践
準備学習等の指示
・毎時間最初に漢字テスト(「今日の漢字」)を行います。予習をしてきてください。
・この授業は演習です。欠席すると、その回の内容が身につかず課題の提出ができなくなるうえに、次回からの内容もわからなくなります。欠席をしてはいけません。
・原則として、毎回課題に取り組み、次回の演習で確認・解説を行います。漢字の学習、予習復習と合わせて、120分以上は学習したうえで、授業に臨むようにしましょう。
教科書
日本漢字能力検定協会編 『基礎から学べる!文章力ステップ 文章検2級対応』 (第1回の授業までに各自本学丸善売店で購入すること)
参考文献
授業の中で紹介します。
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
授業への参加度・漢字テスト(20%)、論説文・手紙文・課題(30%)、最終試験(50%)で総合的に評価します。
実務経験と授業との関連
なし
備考
・「文章読解・作成能力検定」2級程度とは、社会人として仕事に必要な文章作成を行うことができ、かつ生涯学習の基礎となる文章能力の所有を表します。また、2級合格は、本学の資格・能力等表彰制度の対象であるとともに、SA(Student Assistant)への道を開きます。
・担当者によって授業内容が多少異なる場合があります。