シラバス情報

科目名
世界の歴史Ⅰ
授業コード
16001
担当者名
田中 泉
副題
グローバル・ヒストリー(古代〜近世)
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類

授業内容
エジプトや中国の古代文明の誕生から、古代ギリシア社会の成立と古代帝国(ローマ、秦・漢)、中世世界(西ヨーロッパ、東アジア)、近代ヨーロッパの曙、世界の一体化と近代をの始まりまでの歴史を、基礎的な事象を踏まえて講義形式で学習します。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
世界の歴史をグローバル・ヒストリーの視点から捉えることができるようになります。特に、古代から近世にかけては、諸地域世界が成立したのち、再編されてゆき、ユーラシア世界が形成され、さらに世界の一体化の始まることについて、大きな流れを認識し、説明することができます。そのため、年代や人名、事件名などの細かい知識を暗記することよりも、テーマごとの歴史についての認識を持つことが重要です。
【身につく力】「知識・理解」「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 古代の世界(1) 古代文明の特徴(エジプトと中国) 
     古代文明にはどのような特徴が共通してあるのか?
第2回 古代の世界(2) 古代ギリシア社会
     古代ギリシアで民主政はどのようにして生まれたのか? 
第3回 古代の世界(3) 古代ローマ帝国
     共和政ローマはどのように崩壊し、帝政ローマへと変化したのか?
第4回 古代の世界(4) 秦・漢帝国
     秦・漢はどのような政策で中国を統一したか?
第5回 中世の世界(1) 隋・唐帝国
     唐代で完成したで中華帝国とはどのようなものか? 
第6回 中世の世界(2) 漢民族と北方民族 宋・元
     漢民族と北方民族の関係はどのようなものか? 
第7回 中世の世界(3) イスラーム世界の成立
     イスラーム世界はなぜ大きく発展したか?
第8回 中世の世界(4) ヨーロッパ封建社会の成立
     ヨーロッパ封建社会における領主間の主従関係には、どんな特徴があるか?
第9回 中世の世界(5) ヨーロッパ諸国の発展
     中世においてヨーロッパはどのように変化したか?
第10回 近代ヨーロッパの曙(1) ルネサンス
      ルネサンスとは何だったか?
第11回 近代ヨーロッパの曙(2) 宗教改革
     ルターとカルヴァンの共通した改革の目標は何か?
第12回 近代ヨーロッパの曙(3) 大航海時代 背景とポルトガルの活動
      ポルトガル人はなぜアジアへ向かったか?
第13回 近代ヨーロッパの曙(4) 大航海時代 スペインの活動と影響
      「コロンブスの交換」とはどのような意味で、どのような結果をもたらしたか?
第14回 イングランドの宗教改革とピューリタン革命
      イングランドの宗教改革は、政治にどのような影響を与えたか?
第15回 フランスの宗教戦争と絶対王政
      フランスの宗教戦争は、何をもたらしたか?
関連科目
世界の歴史Ⅱを合わせて履修することを薦めます。世界の宗教、世界の思想と現代社会Ⅰ〜Ⅲなどが授業の理解のためになります。
準備学習等の指示
毎回の授業テーマについて、事前に情報を調べること(約60分)や、授業内容を自分なりに整理しテーマについてにその回答を論述し、定期試験の準備をしておく(約60分)など行ってください。
教科書
教科書は使用しません。授業資料を、事前にHUENAVIにアップするとともに、毎時間ごとに配布します。
参考文献
講義中に適宜紹介します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
定期試験の結果(90%) 、授業への参加度(10%)により評価します。
定期試験は、毎回の授業で提示したテーマから出題し、そのうち3問程度を選択して解答します。
(毎回の授業の中で、自分なりにテーマについて、その回答をまとめておくと良いです。)
授業への参加度については、出席回数が11回以上になった場合、1回あたり2点の加点をします
実務経験と授業との関連
なし
備考
授業中の私語・飲食は厳禁です。また、勝手なスマホ操作も禁止します。守れない人は、以後の出席を認めない場合があります。