シラバス情報

科目名
情報活用演習B a
授業コード
24025
担当者名
坂本 小百合
副題
エクセルの中級を学ぶ
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類
高校一種(情報)

授業内容
Excelの中級から上級。Microsoft Office Specialist Excel Expertレベル(MOS Excel 上級)の出題範囲についてパソコンを使った実習を行います。学習内容を復習する演習課題の提出が毎回あります。期限内提出の課題については取組評価の対象とし、演習問題の解説は次回授業の冒頭で行います。さらにスキルチェックテストを2回実施します。制限時間内に指示された編集操作を行い編集後のファイルを提出する対面での実技テストです。操作内容は採点し評価対象とします。この講義はMOS Excel 上級の資格対策(演習)となりますので講義では模擬試験の実施や解説も行います。受験を希望する学生は各自で申込みを行い学内で実施される資格試験を受験することができます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
Excelの高度な利用スキルを証明できるMOS Excel 上級の受験に必要な操作スキルを習得します。
「入力規則」「条件付き書式」などの応用的な編集機能の他、「関数」「分析ツール」「ピボットテーブル」「グラフ」など、高度な計算やデータの分析・評価を行える機能を学び、理解し、操作できるようになります。
【身につく力】「情報リテラシー」「知識・理解」
※ITを活用する能力が身につきます。
授業計画
全ての講義でOffice365が動作するパソコンを使用します。必携パソコンとマウスを準備して出席してください。またテキストの模擬試験プログラムをセットアップする必要があります。

第1回 基本スキル確認(表作成と関数) 、フラッシュフィルやオートフィルの機能、RANDARRAY関数 提出課題  (必携パソコンとマウスを使用)
第2回 基本スキル確認(表示形式とグラフ)、表示形式のカスタマイズ、2軸グラフの作成と編集 提出課題  (必携パソコンとマウスを使用)
第3回 論理演算関数(SUMIF関数、AVERAGEIFS関数、COUNTIFS関数、LET関数)  提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第4回 論理演算関数(AND、OR、NOT、IFS、SWITCH) 詳細な条件付き書式の設定 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第5回 検索関数、Excelのオプション設定、提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第6回 入力規則、シリアル値の理解と日付関数、時刻関数 提出課題  (必携パソコンとマウスを使用)
第7回 ここまでの講義で学習した機能の確認演習 スキルチェック操作テスト1に取り組む (必携パソコンとマウスを使用)
第8回 スキルチェック操作テスト1解説、ブックやシートの保護、アウトライン機能、小計機能の利用 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用)
第9回 財務関数を利用する、簡単なマクロの作成と編集 提出課題  (必携パソコンとマウスを使用)
第10回 FILTER関数、SORTBY関数、データの分析や予測を行う機能、ピボットテーブルの作成、提出課題  (必携パソコンとマウスを使用)
第11回 ピボットテーブルの編集、ユーザー設定フィールドの追加、提出課題  (必携パソコンとマウスを使用)
第12回 ピボットグラフを作成する、提出課題  (必携パソコンとマウスを使用)
第13回 ワークシート分析ツールの利用、模擬試験問題の解説と練習 提出課題 (必携パソコンとマウス、模擬試験プログラムを使用)
第14回 MOS Excel 上級レベル 出題範囲の確認演習 スキルチェック操作テスト2に取り組む (必携パソコンとマウスを使用)
第15回 学習のまとめ MOS Excel 上級レベル 模擬試験の練習と実施  (必携パソコンとマウス、模擬試験プログラムを使用)

※以上の通り計画していますが、学習状況により一部内容を入れ替えたり、省略する場合もあります。
関連科目
パソコンの基本操作(HUE Navi、ファイル管理)ついては「情報入門演習S」を履修している前提で、Excelの基本スキルについては「情報入門演習B」で学習する、MOS Excel 一般の出題範囲となる機能を学習していることを前提としています。
準備学習等の指示
Excelの基本操作は復習した上で講義に出席してください。講義後の復習問題(提出課題)には必ず取り組みましょう。
やむを得ず欠席した場合は授業資料で自己学習を行ってください。質問があれば次に出席した時またはHUE NaviのQ&Aを利用して質問し、解決するようにしてください。
【授業準備の目安】
⇒予習15〜20分程度(授業資料確認し学習する内容に目を通す)
⇒復習30〜60分程度(学習内容を見直し、指示された復習問題を操作する)
教科書
この講義は補助資料および以下のテキストを用いて学習します。履修する学生は必ずテキストを準備して出席してください。
学校指定の書籍販売を利用して購入可能です。電子書籍を希望する場合は「FOM出版」で検索し、各販売サイトから直接購入してください。毎回使用しますので必ず準備すること。

「よくわかるマスターMicrosoft Office Specialist Excel 365 Expert 対策テキスト & 問題集」(FPT2401),FOM出版,3410円(税込)
ISBN:978-4-86775-084-1
参考文献
「情報リテラシー 入門編」,FOM出版…情報入門演習Sで使用したテキスト
「MOS Excel 対策テキスト& 問題集」,FOM出版…情報入門演習Bで使用したテキスト
⇒基礎スキルが不安な場合は復習してください。

「よくわかる Microsoft Excel 2021 基礎 」,FOM出版,(型番FPT2204)
「よくわかる Microsoft Excel 2021 応用 」,FOM出版,(型番FPT2205)
定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・取り組み評価(期限内提出の復習課題操作内容および授業への参加度を評価)…40%
・スキルチェック操作テスト1…20%
・スキルチェック操作テスト2…40%
以上の提出物の内容を100点満点で評価し、MOS Excel 365 上級資格への取組みと合わせて総合的に評価を行います。

スキルチェックテストは対面で実施した場合に上記割合で評価します。取組み評価の対象となる提出物は原則期限内に提出された課題(復習問題と対策Lesson)のみとします。出席回数が10回に満たない場合は授業への参加度が減点される場合があります。
病欠や公認欠席等で対面でのスキルチェックが受けられなかった場合は出席確認のために回収する講義中の学習ファイルの操作内容を評価の参考にします。
実務経験と授業との関連
メーカーのインストラクターとしてパソコン教室の運営やテキスト作成、企業研修や市民講座でのOA教育を担当し、資格試験の試験官としてインストラクターのスキル評価なども行っていました。様々なスキルのユーザーを指導した経験を活かし、履修した学生さんが効率よく操作できるスキル、業務に活用できる理解力・応用力を身につけ資格取得を目指せるように指導や助言、解説を行います。
備考
【履修にあたって】
MOS Excel スペシャリスト(一般)の資格を取得または受験対策を完了しておくことが望ましい。
最低限の基礎復習は行いますが、基本スキルは習得できている前提です。

意欲的に学習に取り組み、上級(Expert)資格取得を目指す学生の履修を推奨します。
資格の概要については、公式サイト{http://mos.odyssey-com.co.jp/index.html }で確認してください。
『遅刻・欠席しない、質問する、復習する』ことを心がけ、配布する演習問題には積極的に取り組んでください。