教員名 : 山田 哲敬
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科目名
メディアビジネス特講D
授業コード
25025
担当者名
山田 哲敬
単位数
2.00単位
配当年次
3年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類
授業内容
<はじめに>
・この授業では、映像コンテンツ産業の多様性とその進化に焦点を当てます。テレビ、映画、広告、に加え、インターネットなど新たなビジネスモデルの出現を概観します。 ・ネット時代の重要なトレンドとして、ユーザー作成コンテンツ(UGC)の台頭と、サブカルチャーから主流への移行、特にアニメーションの世界的人気の高まりを探ります。 ・先進国、特に日本のコンテンツ産業振興策と、それが世界の産業構造変化において経済成長を促す役割を検証します。 <この授業の特色> ・映像コンテンツ産業の歴史的背景を理解し、現在の状況と未来の展望を分析します。 ・テレビ、映画、インターネットメディアなど、各セクターがどのように相互に影響し合い、新しい価値を創出しているかを学びます。 ・具体的な事例研究を通じて、映像コンテンツのビジネスモデルとその市場の動向を理解します。 <授業形式> ・授業は講義形式とグループディスカッションを組み合わせて行います。 ・学生の参加とディスカッションへの貢献を重視し、実践的な知識の習得と応用能力の向上を目指します。 ・小テストは、実施後、解答を解説付きで行います。 到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
<授業の目的>
・映像コンテンツ業界に興味がある、あるいは目指しているみなさんに、ビジネス面からの理解を深めてもらうことです。 <到達目標> ・映像コンテンツ業界の特徴を理解し、説明できる ・映像コンテンツ業界の相互関係を理解し、説明できる ・メディアリテラシーを理解し、説明できる 【身につく力】「知識・理解」「論理的な思考力・分析力」「情報リテラシー」 授業計画
第1回 オリエンテーション 日本のコンテンツ産業 今、なぜ大切なのか
第2回 日本のメディア産業 デジタル化とニューノーマル 第3回 映画 マルチウィンドウ戦略 第4回 広告 進展するインターネット広告 第5回 アニメ 拡大するネット配信と海外市場 第6回 放送(1):免許事業とネットワーク 第7回 放送(2):若者のテレビ離れと新しい番組指標 第8回 放送(3):キー局によるネット戦略 第9回 インターネット(1):すべてのメディアを飲み込むインターネット 第10回 インターネット(2):GAFA 独占企業の出現と規制の動き 第11回 ゲストスピーカー「マスメディアの役割」 第12回 新聞・出版 紙の衰退とデジタル化 第13回 デジタル化で変わる著作権 小テスト 第14回 生成AIとは 仕組みや「チャットGPT」 第15回 デジタルとネットがもたらしたDX レポート課題 ※ゲストスピーカーの都合により、各回の順番は変動することがあります。 関連科目
現代マスメディア論、広告論、メディアリテラシー、コミュニケーション論
準備学習等の指示
・映像メディアビジネスは常に変化を遂げています。新聞、テレビ、雑誌。あらゆる情報に注意を払っていきましょう。
・毎回のテーマに沿ったメディアを最低でも30分、できれば1時間以上見ましょう。 教科書
教科書は使用しません。代わりにプリントなどを配布します。
参考文献
國光宏尚(2022)「メタバースとWeb3」エムディエヌコーポレーション.
白辺陽(2023)『生成AI 社会を激変させるAIの創造力』SBクリエイティブ. スコット・ギャロウェイ(2018)『the four GAFA 四騎士が作り変えた世界』東洋経済新報社. 高橋光輝(2014)『コンテンツ産業論』ボーンデジタル. 藤竹暁・竹下俊郎(2020)『図解 日本のメディア』NHK出版. 水越伸(2014)『改訂版 21世紀メディア論』 放送大学教育振興会. 湯浅正敏(2020)『メディア産業論』ミネルヴァ書房. 電通総研(各年)『情報メディア白書』ダイヤモンド社. 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・期間中に1回の小テスト、期末にレポートの提出を義務付けています。これらと、毎回の授業後に書くリアクションペーパー(感想、質問、意見)を評価対象として重視します。出席回数が11回以上からは、プラスになるよう評価を行います。
・小テスト(20%)、期末レポート(40%)、授業への参加度(20%)、リアクションペーパー(20%) 実務経験と授業との関連
・テレビ局で37年間、主に記者やプロデューサーとして、映像コンテンツと深くかかわってきました。 また、プロダクション社長や東京支社長として、ビジネス面での映像コンテンツ業界を経験しています。
備考
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