シラバス情報

科目名
経済史基礎Ⅰ
授業コード
21021
担当者名
平下 義記
副題
近代以前の経済の歴史
科目ナンバリング
単位数
2.00単位
配当年次
2年
開講学期
2025年度前期
教職免許種類
高校一種(地理歴史)

授業内容
経済史とは、生産と消費の在り方を歴史的に捉え直す学問領域です。その入門として本講義では、講師の専門分野との関わりから、日本の近世から近代における社会経済の歴史における多様なトピックを取り上げ、それらを講述するスタイルをとります。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
この授業の到達目標は、授業内容の正確な理解に基づき一定の分量の文章を記述できるようになることです。一連の学習を通じて、①現代社会を歴史的に捉えていく視点、②提示されたデータから的確な情報を読み取る能力、③歴史的事実を正確に説明する能力、を獲得できるようになって欲しいと考えます。
【身につく力】「知識・理解」、「論理的思考力・分析力」
授業計画
第1回 ガイダンス
第2回 近世社会の基本構造 
第3回 近世社会の解体Ⅰ—都市社会を中心に—
第4回 近世社会の解体Ⅱ—農村社会を中心に—
第5回 文明開化・民権運動・民衆運動
第6回 景気循環と近代工業
第7回 小農経営と農村社会
第8回 女工と繊維産業
第9回 商工業者と同業組合
第10回 職工と都市雑業層
第11回 都市の姿
第12回 教育と立身出世
第13回 政治の役割
第14回 日露戦後の社会経済
第15回 総括
関連科目
日本経済史Ⅰ、日本経済史Ⅱ、経済史基礎Ⅱ
準備学習等の指示
特段必要ありませんが、各テーマについて自分の中で思い浮かべることを列挙しておくと、授業が聞きやすいかと思います。
教科書
教科書は使用しません。毎回、必要に応じて図書館で文献を調達し、提示します。
参考文献
特にありません。必要な文献は授業中に適宜指示します。
定期試験の実施
定期試験を実施します。
成績評価の方法
受講態度、授業への参加度、定期試験の点数などにより、総合的に評価します。
その内、定期試験が60%、その他の要素が40%になるように調整します。
実務経験と授業との関連
備考
注意事項 遅刻は原則として認めません。また私語・飲食、携帯電話/スマートフォンの操作等も望ましくありません。これに対しては注意を加えます。