教員名 : 坂本 小百合
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科目名
情報入門演習B c
授業コード
24012
担当者名
坂本 小百合
単位数
2.00単位
配当年次
1年
開講学期
2025年度後期
教職免許種類
高校一種(情報)
授業内容
Excelの基礎〜中級。Microsoft Office Specialist Excel 365 一般レベル(MOS Excel 365 一般)の出題範囲について、パソコンを使った実習を行います。学習内容を復習する課題(練習問題)の提出が毎回あります。期限内に提出された操作内容は採点を行い評価対象とします。練習問題の解説は次回授業の冒頭で行います。さらにスキルチェックテストを2回実施します。制限時間内に指示された編集操作を行い編集後のファイルを提出する対面での実技テストです。操作内容は採点し評価対象とします。この講義はMOS Excel 365 一般の資格対策(演習)となりますので講義では模擬試験の演習や解説も行います。受験を希望する学生は各自で申込みを行い学内で実施される資格試験を受験することができます。
到達目標と卒業認定・学位授与の方針との関連
Excelの基本機能(表作成・絶対参照および一般的な関数の利用・印刷・複数シート編集・グラフ機能など)を学び、必要な機能を利用して表の編集が行えるスキル習得ができます。さらにMOS Excel 365 一般の受験に必要な中級機能(名前付き範囲・条件付き書式・テーブル機能・その他の関数の利用など)を学び、Excelを活用する能力が身につきます。
【身につく力】「情報リテラシー」「知識・理解」 ※ITを活用する能力が身につきます。 授業計画
全ての講義でOffice365が動作するパソコンを使用します。必携パソコンとマウスを準備して出席してください。またテキストの模擬試験プログラムをセットアップする必要があります。
第1回 ガイダンス、データ入力と数式作成の基本操作 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第2回 表作成の基本1、シート見出しとセル参照について、基本的な関数の利用 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第3回 表作成の基本2、絶対参照・複合参照を利用した数式、名前付き範囲を利用した数式 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第4回 関数の利用(COUNT関数、IF関数、SORT関数)、ブックや表を印刷する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第5回 ヘッダー/フッター、印刷範囲と印刷タイトルの設定、関数(UNIQUE関数) 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第6回 グラフを作成する、スタイルやテーマを利用する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第7回 ここまでの講義で学習した機能の確認演習 スキルチェック1に取り組む 質疑応答 (必携パソコンとマウスを使用) 第8回 グラフを編集する スパークラインを利用する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第9回 セルに条件付き書式を設定する、文字列操作関数① 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第10回 文字列操作関数② SEQUENCE関数、RANDBETWEEN関数、ブック内を効率よく移動する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第11回 セル範囲のデータを並べ替える、セル範囲をテーブルに変換して管理する 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第12回 テーブルのデータを管理する、ブックにデータをインポートする 提出課題 (必携パソコンとマウスを使用) 第13回 MOS Excel 365 一般 出題範囲の総合演習 スキルチェック2に取り組む (必携パソコンとマウスを使用) 第14回 コメントとメモ、ブックの検査、MOS Excel 一般 模擬試験の解説と練習 提出課題 (必携パソコンとマウス、模擬試験プログラム) 第15回 学習のまとめ MOS Excel 365一般 模擬試験の練習と実施 (必携パソコンとマウス、模擬試験プログラム) ※以上の通り計画していますが、学習状況により一部内容を入れ替えたり、省略する場合もあります。 関連科目
パソコンの基本操作(HUE Navi、ファイル管理)ついては「情報入門演習S」を履修している前提で、Wordの基本スキルについては「情報入門演習A」で学習する内容を習得していることを前提としています。
本講義履修後に、MOS Excel 365 上級レベルの対策を行う「情報活用演習B」を履修することを推奨します。 準備学習等の指示
講義後は復習課題に取り組みExcelを操作する時間を確保して理解を深めましょう。
やむを得ず欠席した場合は授業資料をダウンロードし自己学習を行ってください。質問があれば次に出席した時またはHUE NaviのQ&Aを利用して質問し、解決するようにしてください。 【授業準備の目安】 ⇒予習30分程度(次回の授業内容を確認し、事前にテキストを確認) ⇒復習30〜60分程度(演習問題を操作し、関連するLessonに取り組む) 教科書
この講義は補助資料および以下のテキストを用いて学習します。履修する学生は必ずテキストを準備して出席してください。
学校指定の書籍販売を利用して購入可能です。電子書籍を希望する場合は「FOM出版」で検索し、各販売サイトから直接購入してください。毎回使用しますので必ず準備すること。 テキスト名「MOS Excel 365 対策テキスト& 問題集」,FOM出版(株式会社富士通ラーニングメディア),型番「FPT2301」,定価 2,310円(税込) ISBN:978-4-86775-069-8 参考文献
「情報リテラシー 入門編」,FOM出版…情報入門演習Sで使用したテキストです。
⇒「表作成編」のページで、Excelの基本操作をテキストに沿って自己学習することができます。 「よくわかる Microsoft Excel 2021 基礎 」,FOM出版,(型番FPT2204) 「よくわかる Microsoft Excel 2021 応用 」,FOM出版,(型番FPT2205) 定期試験の実施
定期試験は実施しません。
成績評価の方法
・取り組み評価(復習の提出課題および授業への参加度を評価)…40%
・総合演習(スキルチェック1) …20% ・総合演習(スキルチェック2) …40% 以上の提出物の操作結果を100点満点で評価し、MOS Excel 365 一般資格への取組みと合わせて総合的に評価を行います。 総合演習(スキルチェック)は対面で実施した場合に上記割合で評価します。取組み評価の対象となる提出物は原則期限内に提出された課題(復習問題と対策Lesson)のみとします。出席回数が10回に満たない場合は授業への参加度が減点される場合があります。 病欠や公認欠席等で対面でのスキルチェックが受けられなかった場合は出席確認のために回収する講義中の学習ファイルの操作内容を評価の参考にします。 実務経験と授業との関連
メーカーのインストラクターとしてパソコン教室の運営やテキスト作成、企業研修や市民講座でのOA教育を担当し、資格試験の試験官としてインストラクターのスキル評価なども行っていました。様々なスキルのユーザーを指導した経験を活かし、履修した学生さんが効率よく操作できるスキル、業務に活用できる理解力・応用力を身につけ資格取得を目指せるように指導や助言、解説を行います。
備考
『遅刻しない・質問する・復習する』ことを心がけ、期限内に提出課題に取り組みましょう。提出課題は必ず自分で操作してください。積み重ねがスキルアップにつながります。対策Lessonはテキストで操作手順を確認できます。テキストで操作確認できない問題については次の講義で解説を行います。解説を確認しても理解できなかった問題や機能については講師に質問してテストまでに操作できるように練習してください。
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